僕と欠片と涙の探しモノ
其の子の名前.1
『おはよう…』
「おはよう、慶君(なんか慶君、疲れてる?)」
「…はよ」
「よっ!」
相変わらず仲良しだな…この三人は。平和そうな顔しちゃってさ。
俺は朝から大変だったってのに…。
「お前、朝からなんて面してんだ」
「疲れてね?」
『嗚呼…それがな…』
それは…遡る事数分前…
『よし、是でOKっと』
朝飯を食って学校に行く準備を済ませ、一応俺しか居ない部屋の中に「行って来ます」と言って、部屋の鍵を閉めマンションを出て学校に向かった。
『あ゙ぁ!!弁当家に忘れた…。まぁいいか…コンビニでなんか買おう…』
弁当を忘れた俺は仕方なく途中のコンビニに寄る羽目になった。
(まぁ、一応バイトとかしてるから金には困らないけどさ…(実は九代目から通帳渡されて、中みたらあり得ない位の金額が記されいて、恐れ多くて全く使ってないと言うのが事実だ))
……で、コンビニ迄行った迄は良かった…
『はぁー…なんで何時もこんな事に…』
「兄ちゃん金貸せって」
「それとも俺達の相手してくれんの?」
『誰がテメェ等の相手なんざするか』
「「嘗(な)めんなよ」」
『はぁー…』
昼飯買った後で良かった…。じゃなきゃ怒り狂ってたな、多分。
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