僕と欠片と涙の探しモノ ケーキと謎の少女達.4 「そう言えば慶君、どうして眼帯してるの?」 『是か?』 「はい、ハルも気になります」 『それは…』 言うべきなのだろうか…俺が【眼帯をしてる理由】だが、ハルも京子も一般人だ。言わない方がいいに決まってる… 「慶君?」 「慶さん?」 『あ、嗚呼…悪いな…』 「ううん、気にしないで」 『京子…』 「言いたくないのら無理しなくていいですよ?」 『ハル…』 又だ…似てる。ハルも京子も綱吉も九代目に似てる。 心が温かくなる感じ、優しい瞳(め)何もかもが似てる。この二人は何だか信じられる気がする…ハルと京子の事。 「それにしても美味しい♪」 「本当ですね♪」 『クスッ』 「「////」」 『??』 ハルも京子も急に顔を赤くしてどうしたんだ?俺は唯ハルと京子が可愛いから軽く微笑んだだけなのにな… 『ハルも京子もどうした?』 「い、いえ//」 「慶君が綺麗に笑うから//」 『俺が…綺麗に笑う?』 「「うん/はい」」 『そうか…俺が、綺麗に…』 そう言えば俺、ジャポーネに来てから誰の事も信じてないし、誰かに笑った事もなかった。第一俺は、本当に心から信じれる奴にしか笑わないと決めたから…誰かに笑ったのはハルと京子が初めてだ… 「か、格好いいです//」 「確かに慶君、笑うと格好いいよ//」 『あ、ありがとな//ハル、京子((照れ笑い』 「「////」」 やっぱり、ハルと京子なら心から笑える気がする。それに【女】同士だしな。 『宜しくな((ニコッ』 「はい、宜しくお願いします(ニコッ)【友達】になれそうですね」 「宜しくね(ニコッ)」 『…友…達…?』 友達…ともだち…トモダチ…?俺に友達。綱吉達も…友達(ダチ)…なのか? 『此処のケーキ本当に美味いな((ニコッ』 「でしょ?」 「やっぱりラ・ナミモリーヌのケーキが一番です!」 『ははっ、そうだな』 [←][→] [戻る] |