僕と欠片と涙の探しモノ
ケーキと謎の少女達.3
京子にハルって何処か似てるよな…何て言うか、『天然』って言うか『優しそう』と言うかなんと言うか…
『んー、じゃあ、チョコレートケーキとタルト』
「あっ、私はチーズケーキとショートケーキ」
「ハルはモンブランとタルトください」
「畏まりました。此方でお召し上がりですか?お持ち帰りですか?」
『「「お召し上がりで」」』
「畏まりました、ではカフェへ」
ハルと京子と見事にハモった俺達は、店員さんにそう言われ、俺、京子、ハルはトボトボとカフェに移動した。てか、ケーキ屋にカフェ何てあるんだな…並盛って結構面白いな♪ジャポーネに来て良かったかもしれねぇな♪
『ジャポーネのケーキ屋はカフェとセットなんだな』
「それは此処だけだよ」
『そうなのか?』
「はい!他のケーキ屋さんはカフェ無いんです」
『そうか…』
知らなかったな…。俺、てっきりジャポーネのケーキ屋は全部カフェあるのかと思ってた…なんだ…無いのか…
「イタリアのケーキ屋さんはカフェあるの?」
『いや、イタリアはケーキ屋じゃなくて、カフェがある意味ケーキ屋だな』
「はひ!そう何ですか!」
「そう何だ」
『嗚呼』
京子もハルもそんな驚く事ねぇだろ;;イタリアじゃあ普通だし。あっ、そうか…二人共日本生まれだから知らなくて当たり前か…
「お待たせしました」
「うわぁ♪」
「やっぱり此処のケーキは美味しそうです♪」
『美味そう♪』
此処のケーキ本当に美味そうだ♪京子とハルの言う通りかもしないな♪
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