[携帯モード] [URL送信]

僕と欠片と涙の探しモノ
小さな彼奴.2


『ったく、もっと鍛えてこいっての』



あれから俺はさっきの不良1.2を手加減無しのフルコースを味あわせてやった。なんかすっきりしたぜ。



「お前、何時から男になったんだ?」

『!! 誰だ!』

「相変わらず強ぇな秋」

『…赤ん…坊…?』



振り返ってみたら突然俺の目の前に現れた黒いスーツの赤ん坊。
帽子の上にはカメレオンが居て、思わず可愛いと思ってしまった俺がいた。

だが、俺の中の何かが凄ぇゾクゾクして止まらない。この赤ん坊…、ただ者じゃねぇな…



「久しぶりだな、秋」

『お前誰だ?』

「なんだ、秋覚えてねぇのか?」

『俺…お前の会うの【初めて】だぜ?それに俺は“男”だ』

「!! そうか…。俺はリボーンだ」

『リボーンか…よろしくな。俺は内藤 慶、よろしく』

「あぁ」



(彼奴が言ってた事は本当だったみたいだな…。秋の奴俺の事も、自分が【血濡れのアリス】【黒蝶アリス】と呼ばれてた事も完全に忘れてんな…)



『だが…俺今、凄くゾクゾクするんだ』

「どう言う事だ?」

『知らねぇよ…。なんか強そうな奴が居たらゾクゾクするみたいだ』

「(ニヤリ)そうか。まぁ、俺は強いからな」

『そうなのか?』



(このガk…否、リボーンの奴自分で自分が強いとか言いやがったι)



「何なら試してみるか?」

『いいのか?』

「あぁ、俺も暇だったからな」

『そうか、なら移動するぜ?』

「なんだ、此処でやるんじゃねぇのか」

こんな人が多い所で出来るか!!



(こんな目立つ所で戦闘なんかしたら、一般市民が危険だろι)



「そうか、なら仕方ないな」

『……』



俺とリボーンは誰も居ない場所に移動する事になった。――また誰かに見られていたとも知らずに……。




[←][→]

2/7ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!