[携帯モード] [URL送信]
6
 白河の薄い唇に軽く触れて、次に深く口付ける。
「んっ……!」
 ここまでは予想外だったのか、白河が逃げるように身を引いた。何故かそれにムッとした俺は、その場に小さな体を押し倒して更に深く求めてやった。酸欠なのか、色っぽく喘ぎながら真っ赤になる白河を、堪能する。
 童貞だけど経験がない訳じゃないんだぞ。現役男子高校生ナメんな。
「せんぱ……っ」
「満足かよ?」
「あ……はい……」
 ポーッとしたまま天井を見る白河をそのままに、俺はパンを再び加える。俺のキスはイチゴジャムの味がしたに違いない。
「……柳先輩、」
「あ?」
「もうひとつ……良いですか」
「まだあんのかよ?」
 かったるく思いながら次は何だと聞こうとしたら、白河が俺の前に向かい合わせに移動して、ベルトを外す。
「ちょ! 何してんだお前!」
「先輩を、気持ちよくさせたいです」
 ダメだこいつ、酔っ払ったみたいに目の焦点が合ってない。やり過ぎたか?
 慌ててる間に俺のムスコが引き出され、さっきのキスで反応したのか軽く固さを持つそれを、白河はうっとりと見詰めた。ヤバイ、この展開はヤバイって。
「オイッ、馬鹿なことすんな!」
「おっきくて、熱い……これが、柳先輩……」
「ぁっ……う、馬鹿っ」
 チュッチュッと美味そうに愛撫する姿に、流石に興奮する。裏筋を丁寧に舐め上げ、頭の部分は大きく加えて上下する。根本や玉の刺激も忘れない。
 コイツ――慣れてやがる。
「は、ぁ、……っ」
「イきそうですか……? どうぞ、いっぱい出してください」
「くっ……!」
 強く吸われたときに、耐えきれなくて欲を吐き出す。それを溢さないように丁寧に飲み込んで、それから綺麗になるまで舐めてきた。ビクビクと震える俺のムスコをとろんと見詰めながら白河は、片手でズボンを脱ぎ出す。
 真っ赤に熟して立ち上がった白河自身を見て思わず生唾を飲み込んだ。
「あ、あ……入れたい……先輩、良いですかっ?」
「えっ、あ、オイ!」
 今度は俺が押し倒される番だった。ズボンは膝までずり下げて、自分の穴に指を出し入れしながら白河が切なく懇願してくる。既に濡れていたのかグチュグチョとやらしい水音が響いている。
 男とか女とか考える余裕もなく、俺は頷いていた。
「う、れしいっ」
「んな、いきなり……!」



第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!