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6
 的を射ている訳ではないが、外れてもいない台詞に肯定も否定も出来ない。くそ、相変わらず勘の良いやつめ。
「もしかしてお前……噂の一年だけじゃなくて、木瀬とも……」
 握られた手に力が隠る。野崎はそのままベッドから降りて、俺の上に股がる格好で乗っかってきた。
 驚いたのはそれだけではない。野崎は、下を履いていなかった。
「おま、」
「木瀬はダメだ。一年だけで満足できないなら、俺が相手する……だから」
「ま、待て落ち着け野崎! お前何して……!」
 ふと、会話する前の野崎の動きが可笑しかったことを思い出した。ごそごそ何してんだと思ってたら、ナニしてんだよこいつ!
「……でけぇ。そりゃ、溜まるよな……」
 何を思ったのか、野崎は大胆に69の体位を選んだらしい。俺の腹から下にある布団に頭を突っ込むと、自然と目の前に野崎の半身が迫ってくる。抜いていたのか、濡れて軽く勃っていた。
「やめっ……」
 ヤバイ、このままだと白河の時と同じ展開になりかねない。けれど野崎は俺の制止も聞かず、息子を取り出して口に加えた。
「んっ」
 ヌメリとした生暖かい口内は気持ちよく、下半身は直ぐに熱を帯びる。
「ん…む、はぁ…んぅ」
 くぐもった野崎の息遣いと同じ様に揺れる、野崎の半身が目の前で揺れている。手を伸ばして抜いてやったら、“んんっ”と野崎が熱い息を漏らした。
 何だ、今の……。
 愛撫されてる息子がビクビク震えた。一気に熱が集まっていくのがわかる。俺は更に刺激しようと、根っこを掴んで口に加えた。それだけで目の前の腰は淫らに震えた。
「あっ、あっ…」
 竿から亀頭にかけて舌全体でベタリと舐めてやる。元々反応していたせいか、感度がよく俺の気も高まってきた。
「は…う、はぁ…あん…っ」
 真っ昼間の保健室で、明かりに照らされた野崎は実に卑猥だ。
「あ…待って、」
 布団を足元に退かし、振り向いた野崎の頬は赤く目がとろけている。快感に人一倍弱いのかもしれない。不覚にもその表情に、ドキッとした。
「今、入れる……から」
「なっ、待て野崎、無理すん……!」
 無理すんな、と言おうとしたが、強引に腰を落としていく。痛みに耐えるその姿に、もう止めてやりたい気持ちと。
「……もう、知らねーぞ」
 泣くまでいたぶってやりたい気持ちが、交わった。
「やっ、ちょ、ゆっくりぃ!」



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