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「……柳! 言う、言うからっ」
「言うって、何を」
「怪我のこと! だから、もう……っ」
いやいやと首を振る木瀬は涙目だった。苛めすぎたかと思ったけど、これくらいしないと木瀬は絶対話さないと解っていた。
「その怪我どこでつけた?」
ちゃんと話すまでは止めないと目で忠告しながら、すっかり熱くなった木瀬のムスコを可愛がる。
「あ……っ、くっ、――さんが、義父さんが、つけ……っ、」
「やっぱり」
「ゃあっ……!?」
予感的中したことが解って無意識に先っぽを引っ掻いたら、木瀬が大きく跳ねて達した。手に白濁が飛び散る。
「――あ」
「う……も、サイテー……!」
そのあとは木瀬を綺麗にして、寮まで送った。
結局消化不良の俺が、そのあと木瀬をオカズにして部屋で虚しく扱いたのは、言うまでもない。
ついでにあいつがそっち系に人気と言うのも、何となく解った気がした。
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