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KANESHIRO☆カルチャーショック!


何とかイチローを落ち着かせた後、自室で制服に着替えて教室へ向かう。謹慎後だからといって、校長先生には時間を容赦してくれるつもりなんか無いらしい。
ぐずり倒すイチローにほっこりしてて時間が押してたから、駆け込むみたいにして教室に入る。

「あっ、イナミン君!」
「おぉニッカー! 何か久しぶり!」
そんなオレの一言に一瞬キョトンとしたみたいだけど、すぐ「元気そうでよかった」って笑ってくれた。それがいやにジンとくるんだから妙な話で。
たった2日だってのに、無性に懐かしく感じるのは何でだろう。


言い知れない感慨に耽ってると、ドン!と何かがぶつかってきた。思わずつんのめるけど、何とか体勢を立て直す。
いくら入り口に立っていたとはいえ、邪魔なら一声かけりゃいいのによ…ホント嫌みったらしいっつーか何つーか。
そんな事を思いながら、わざとらしくぶつかってきた奴を睨もうとして―――

「うぉおぉ!?」

思わず一歩後ずさった。
その顔はガーゼと青タンだらけでかなり痛々しい。日常の中でめったに見かけない姿に思わず顔が引きつる。
つかコイツ何で………………あ。
「お前もしかして……あの時ボコッた…」そう言うと思いっきり睨まれた。
ニッカーに視線を向けると、何とも言えない顔でコクリと頷く。予想以上にエラい事態になってるのを認識して一気に肝が冷えた。


こ、れは……普通に訴えられるレベルだよな、我ながら…



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あきゅろす。
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