KANESHIRO☆カルチャーショック!
6
「あの、先輩…この事は…っン!?」
あぁ、何かデジャヴ。
何で?
何の因果で転校早々2回も男にキスされなきゃなんないワケ?
「ん、ぅ…っ」
今度はイキナリ舌入りか。遠慮ない先輩だなホント。
………。
って、そうじゃねぇだろオレ!?
ノンビリ分析してる場合じゃないっつーの!
「ん゛ーっ!」
のし掛かってる先輩の肩をドンドンと叩くと素直に離れた。
「っは! な、何するんスか!」
人のトラウマをほじくり返しやがって! しかも元より酷くなっとる!
イタズラとかだったら今度は投げ飛ばして絞めるからな!
なんて息巻いて睨みつけたっていうのに。
「消毒」
「…はい?」
あくまでも真顔なもんだから、それ以上何も言えなかった。
消毒て。同じ行動してたら消毒もクソもないと思うんスけど…
「…今日は泊まれ。ベッド貸す」
や、今更照れくさそうにされてもなぁ。やったのそっちね。されたのオレだからさ。
そこら辺、ゆめゆめお忘れなきよう…って、どこの幽霊だ。
「先輩は?」
「ソファで寝る」
男同士でその気遣いもどうよと思うけど。
まぁ、さっきやらかしたのを考えると妥当…かな?
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