KANESHIRO☆カルチャーショック! 4 「お前らは何にすんだ?」 「俺は焼き肉定食〜♪」 うへ、メチャクチャがっつり。 爽やかな見た目なのにサラリーマンかムサい運動部っぽいぞイチロー。 「僕は…キノコたっぷりオムシチューかな」 うわー、こっちは何か似合うな。 フワフワなオムに銀のスプーンで白いナフキンだろ。イメージぴったりだ。 「イナミンは?」 メニューをパラパラめくるオレに、イチローは頬杖をつきながら聞いてくる。 ちょっと小首傾げた風になって、それが決まってるっつーか。 ちくしょー、イケメンオーラが漂ってやがる…! 「どうすっかな…」 写真見てると、どれも美味そうで。結構即決しちまうオレがここまで迷うって珍しい。 イイ仕事しやがるぜカメラマンっ! 「オススメとかねーか?」 そうだよ実際食ってる奴に聞けば… 「全部!」 「オススメって言わねーよ、それ」 …全っ然アテになんねーな、イケメン。 ここはランダム頼みで日替わりランチに決めて、食券を買いに席を立つ。 一人で行ってもよかったけど、来たばかりだからとニッカーが付いてきてくれた。 …大体知ってんだけどな。 まぁ、金学付だからありがたいっちゃありがたい。オレの常識が常識とは限らないし。 [*前へ][次へ#] [戻る] |