ボカロ[悪ノ召使] 思い通りにはさせないから 「――緑の国を、滅ぼしなさい」 し、しかし!! 同盟国を滅ぼすなどと…! 緑の国との契約はどうされたのですか! 「そんなの、知らないわ!何も知らなかった私に、強制的にサインさせただけではなくて?」 ……仕方ありませんね。 では戦争の準備と、緑の国に宣戦…―― 「滅ぼしなさい!…と、言ったのよ?戦争なんてしたら、大損害じゃない」 では、どうしろと仰るので? 「夜、寝静まった頃に火を。逃げ口を無くして…町も村も城も、全て」 ひっ…姫だけではいけないのですか!? 「何故、そこでお姫様が出てくるのかしら。関係ないわよ、全て焼き払いなさい」 そんな… 「従わないの?じゃあ仕方がないわね、これは破棄させて頂くわ!」 ひらりと、この国の財産分与の紙を取り出す 城の者が『私』を殺したい理由を。 王女様のお心のままに…―― 「きーぃろの王からお手紙ついたっ♪緑姫ったら読ーまずに食べたっ♪」 私は歌いながら封を開けて手紙を広げる 「しーかたがないのでおーてが…み…?」 『前略 緑の国から少し離れた所にある森に来てください。今夜11時、井戸の前で御待ちしております』 「………よし」 話さないと あの子とお話して、そして… 最後はもうすぐくる。それまで強く生きたいの 父様達の思い通りになんて、させない!!! ――――――――――― 8話目にあたる話です 途中からミクサイドです(見てわかるよ 殆ど会話文ですいません… まだ子どもな王女を使って利益を得ようとするような汚い大人や、姫を犠牲にして隣国の王女を亡き者にするのを心待ちにしている哀しい大人 そんな人達も、大切なものを守るためなんですよね… ただ、方法が間違っているだけで理不尽で最低な人間に見えてしまう 俺も気を付けたいです って、俺には真面目なのは似合わないw 読んで下さり、ありがとうございました! [*前へ] [戻る] |