同じでありたい[リンレン] この感情もきっと同じだよね! * レンは可愛い。 そうやって私が言うと、レンはすぐに拗ねて「可愛くなんてねぇよ。」 と言う。 少し顔を赤らめ、口を尖らせたその表情は、本当に可愛い。 「いや…その…可愛いって言うのは、女の子に言う言葉だし。 リンの方がずっと似合うだろ…」 さらにレンの顔は真っ赤になってしまった。 「リンが可愛いのは当たり前じゃん。でもレンはリンと同じ顔なんだから、可愛いって言われてもいいの!」 「うっ…まあ、そうだけどさ。」 納得いかない顔をしているレン。 こういう時は、どう言えばいいのかもちゃんと心得ている。 「だけど、レンはたまにカッコイイよね!リンは歌ってるレンとか好きだよ。」 「えっ。あ、ああっ!当たり前だろ。」 嬉しさを必死に隠して、平静を装うつもりみたい。 けれど生まれてからずっと一緒の私には、そんなのは無駄。 本当に可愛い。 私の大好きなレン。 *** (でも、オレがカッコイイって事はリンもだよな!) (えっ…それはなんか嫌。) *** 凄く甘い^^ [*前へ][次へ#] |