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試したいお年頃
◇9.*
生命の危機にバシバシとイッたおかげでだいぶ楽になった腕で蓮の背中を叩く要。



それにゆっくりと顔を上げた蓮は「なぁ」と相手に呼びかけて、手探りでトロトロになった穴の中に指を突っ込む。




「っん…!」

「お前本当に初めてか?お前のアナルすげぇ柔らけェが」

「な、っ当たり前だろ!!誰がそんな所触らせるものか!!!」

「へぇ…それにしては良い反応するなァ?」




クイクイと遠慮なく入れられた指を折り曲げればコリコリと指に当たる馴染みのあるそこを押してやると、引きつった声を上げる天敵に笑みを深める。




おいバ会長蓮よ、まだする気か?する気なのかわかります。




「ぁ、あっ…ぅぐッ」

「ココってすげぇ気持ちいいだろ?こーやってグリグリしたり」

「あぁ"ッや、め…!」

「カリカリって爪で引っ掻くのもゾクゾクするだろ?」

「ひ、ぃ"ああっ!!」





やだやだと子供のように顔を振り乱す要に気を良くした要は、一本追加して合計二本の指でローターを掴むとそのシコリにブルブルと当ててやる。




「あ"!?や、やっめ、ん"んあ!!」

「へ〜お前ってそんな顔もできんだなァ?」




ニヤニヤニヤニヤと至極楽しそうにローターで虐める蓮の顔はさながら"ヒーローにやっと勝てた悪役"そのものだった。



決め台詞は多分"今までの鬱憤を晴らすため、変態会長要ここに見参☆"だろうと予想した。




「なぁ気持ちいいだろ?なぁ!」

「っぜ、んぜん気持ち、ぁッよくない!」

「素直じゃねェな〜」



んじゃコレはどうだ?と言った瞬間、前立腺にあてがったまま空いてる手で相手の自身の先端に爪を立てたかと思えば親指の腹で押しつぶす蓮。




「ッあ"、ぐぅ、うぅ"うう"!!」



最後の意地でか、要は自分の腕に噛み付き唸るような声を上げて射精した。




ピュクピュクと少なめな量が自分の手にかかる感覚に、征服感が満たされた蓮は「あー楽しかった」と指でローターを引き抜き要に"見たか俺のテクニック"とドヤ顔を見せようと彼の顔を見れば




「…zZ」

「……あ?」




そこには腕に噛み付いたまま疲れたように眠る要の姿があった。



それに怒るよりもあの風紀に勝ったという実感からガッツポーズを決めた蓮は、もう用はすんだと相手の上から退けた途端…気づく。




…誰がこれを処理するんだ?





選択肢1、親衛隊or風紀を呼ぶ


…いや、確実に胸糞悪い噂か、生徒会長強姦!という記事がのるだろう。



選択肢2、放置


…いや、コイツが目を覚ました瞬間の絶望的な顔が見たいから却下




「……起きろ風紀ぃいぃいぃいい!!!!!!」



胸倉を掴みあげ往復ビンタをする蓮だったが、全然起きる気配がない要。





……デジャヴ感がありまくる中、最終下校を告げる鐘が教室に虚しく響いた_______________


[少し休憩だ][試そうぜ?]

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