試したいお年頃
◇6.*
突然固まった蓮に不思議そうな顔で、今の現状を忘れつい心配して声をかける要はなんていい子だろうか…。
凄まじくこの変態男に爪の垢だけじゃなく、体全体の垢を煎じて飲ませてやりたい
「?おい、何固まって…」
「……なぁ、クソ風紀」
「待て、いつも思うがクソ風紀と言うn「コレ、お前のか?」っ人の話は最後まで…ん?」
心配してやったにも関わらず己をクソ呼ばわりで、あろうことか人の話を遮る蓮に青筋を立て怒鳴ろうとする要だったが、目の前に突き出されたソレに首を傾げる。
「?それは…あぁ、それはさっき強姦未遂をした生徒が落とした物だと思って私が預かっていた物だ」
すっかり渡すのを忘れていた…と説教部屋にいたあの三人の不良達に心の中で謝罪していた要は気づかない。
「_________…へぇ」
ニヤリ、と効果音が似合っている笑みを蓮が一瞬浮かべたことを。
「なぁ…知ってるか、クソ風紀」
「?……何をだ」
「コレは、ローターって言って…まぁマッサージ器みたいなもんだ」
「ほぅ…って、マッサージ器にしては小さすぎないか?」
というより、どこに使うんだそれ…
そんな要の疑問を蓮は勿論予想していて、ニッコリと貼り付けた笑みを向けながら…無垢な彼に告げたのだ。
「_________今日は、玩具で遊ぼうぜ」
[少し休憩だ][試そうぜ?]
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