試したいお年頃
◇1.
確認としてグルリと辺りを見渡した、その時だった。
「………ん?」
床に落ちていた"ソレ"を見つけたのは。
それはピンク色で小さい卵型をしており、繋がっているコードの先には何故かスイッチがある。
何だこれは…?と不思議そうにそれを指で摘まんだ要は、Dの生徒か襲われた生徒の落し物か?と思い一応上着のポケットに入れておくと、不良Aを担いで部屋を出る。
____数時間後、ソレのせいで大変な事になるとも知らずに…。
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あれから捕まえたDの生徒を説教部屋(改めて拷問部屋)で、二度としませんと土下座+号泣をさせると要は仕事を片付け帰るついでに校舎の見回りをする事にした。
最初は使われている教室だけにしようとしたが、ここまで来たのなら空き教室もと思った要はそちらにも足を向けた。
コツコツ…と夕日に照らされた廊下を歩く。
そして、やっと見えてきた教室を一つ一つ確認していたその時____
ーガシッ
突然空いていた扉からニュッと出てきた手に、腕を掴まれ
「っ!?な____」
ービシャンッ
そのまま、空き教室に引き摺り込まれてしまった。
[少し休憩だ][試そうぜ?]
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