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短編
2.
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それから数日後に、"それ"は起きた。





チームの抗争が終わった真夜中の23時、家に帰った俺に着信音がメールがきたことを教える。






軽く傷の手当てをしてからメールを読むと、そこには…






『□月×日

ねぇねぇ狼、アイレンって花知ってる?』






という、なんとも藪から棒な質問だった。







はぁ?っとなってしまったが、なんだか急かされてるような感覚がしたのでとりあえず返事を送る。







『□月×日

アイレン?なんだそれ?』






返事はやはりすぐにはこない。





いつからだろうか、春の返信が前より遅くなってきたのは…







チクタクチクタクと、時計の針の音がやけに大きく聴こえた。







〜〜♪♪







『□月×日

ふふ、知らないかー(笑)

ねぇ、狼』







なんだこの違和感は…なんなんだ、この嫌な感じは……







『□月×日

あー?だから、なんだよ??』







春、今日のお前…いやあの日からおかしいぞ?







嫌な汗が背中を伝う感覚に、この部屋の異様な緊張感が増す。








そして…








『□月×日

…好きだよ、ごめんね。』








__ドクンッ







このメッセージで俺は混乱した。






は、…?春が…俺を好き??いやいや待て、俺も春も男同士の筈だ…いつものお得意の冗談か?






とりあえず、冗談のような、いつものように返信をしてから俺はごちゃごちゃになった思考に頭を抱えながらも無理やり眠りについた。























__その日からだ、春と連絡が一切とれなくなったのは…。





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