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夜月微笑み 桜は唄う
黒髪
ー???SIDEー


俺が男達を殴っていると、木のところにいた男が倒れた。



一瞬それに気を取られていると、男達は素早く俺から距離を置き、緑のクリスタルをかげると奴らの体が光り次の瞬間には消え去っていた



「移動魔法具か…」

《そんな事より、彼を見た方がいいんじゃなくて?》



俺が呟いていると、"もう一人の俺"__紅姫が、そう言った。



"紅"の言葉に頷くと、倒れている男に近づく



夜中なので、男の姿があまり見えなかったがどうにか見える範囲まで近づいた時…








「ッ!?」








俺は息を飲んだ




_この男の髪が





『_____、__』





__"アイツ"と同じ、綺麗な…黒だったから





ー……ズキッ



違う、アイツは…狼だ


獅子じゃない__




頭を振って思考を中断させていると、男の顔が赤い事に気づく。




手を額に当てると、熱かった。



まずいな…熱がある



すぐに男を抱えると、遠くに見つけた川沿いに向かう。




《その方、どうするので?》

「さすがに置いて行けないだろ」

《…彼があの方と同じ髪色だからですの?》

「違う、ただ助けたからには最後まで責任を持つだけだ」




まるで自分に言い聞かせるようにそう言うと、男に負担がかからないように歩みを進めた…




ー???SIDEendー











[眠る?」[唄う?」

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あきゅろす。
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