企画小説
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達磨/腹ボテ/微グロ/R18

上記の中でひとつでも意味がわからないものがあれば、閲覧をご遠慮ください









開いた口からは、涎が垂れていた。
眉尻を下げ苦しそうに呼吸を繰り返し、身体が大きく上下をしている。そんな臨也を俺はずっと膝の上に抱いていた。後ろから抱き締めている俺に、臨也の顔がよく見えるよう、顎を軽く掴みこっちを向かせた。
すると今にも意識をとばしてしまいそうな、とろんとした目が俺を捉えた。涎を指で拭き、汗で顔にへばりつく髪を退けてやり、額に唇を落とす。臨也はうっすらと顔に笑みを浮かべ、シズちゃん、と呟いた。

そんな臨也に再びペニスに熱が集まるのを感じ、抱き締めていた腕を細い腰にまわした。臨也はその途端にふるふると首を振って、身体を捻り嫌がる動作を見せる。

「シズちゃ、もう、いっぱいでくるし…」

「まだだろ?こどもはもっと腹膨れないと生まれねぇって、」

「あぁあ、おなかっ、さわらないで…」

「…っ、悪い、力いれすぎたな」

ぽっこりと膨れた腹を撫でると、嫌々と首を振った。そうだ、臨也は今妊娠してるのだから、いつも以上に優しくしてやらなければならない。おなかがいたい、いたい、と泣き始めてしまった臨也の頭を撫でて、腹をそっと、優しく優しくさするようにして撫でる。

「臨也、もっと腹膨らませねぇとこども生まれねぇから、頑張ろうな」

「いたいっ、いたぃいたいいたい…っ」

「なあ臨也、俺とのこども、欲しくなくなったのか?」

「ほしい…っ、ほしいけど、っ」

ぐずぐずと泣く臨也をひたすらあやす。
臨也はとても情緒不安定だ。
妊娠してからは更に余裕がなくなり、以前のように笑うことも少なくなった。
先程と違い大きな声で、まるでこどものように泣き始めた臨也は俺の言葉にも耳を傾けず、ただ痛い痛いと繰り返す。こうなってしまった臨也には、多少強硬な手段をとってでも大人しくさせなければならない。

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