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輝く銀の葉(上
村長の家
「おぉ、目が覚めたか。」

ドアが開き村長が出てきた。

「俺は…一体…?」

「お前二日間眠りっぱなしじゃったぞ?」

(あれは夢だったのか?)

「二日も……痛っ!」

体を起こそうとしたら、腹部が切れてる事に気がついた。

「お前さんそこも怪我しとったのか!」

「あ…いや…これは……」

そう言う前に村長は手当てをしてくれた。

「これで大丈夫じゃ。」

「ありがとうございます。そう言えば空は?」

「ぁあ…あの子なら修行しにエリニアに戻るとか…」

まさか村長に俺を任すとは、夢にも思わなかった。
「そうですか…こうしちゃ居られないな。」

銀はベッドから降り、服を着はじめた。

「お前さんまだ傷が癒えてなかろう。」

「ぁあ大丈夫です。後で薬屋に行くんで。」

村長は心配そうに言ったが、銀はそんなに気にしなかった。

「あぁ…そうじゃ、お主修行するならカニングに戻るといい。」

「なぜですか?ダークロードはもう……」

「お前さん封筒の中身もちゃんと見たか?」

「?!」

そういえばと銀は思い出した。

「見てないならもう一回戻るといい。」

「はい、わかりました…でもなぜ貴方がそんな事を?」

「いつかわかるじゃろ、フォッフォッフォ。」

村長が怪しく笑った。

「まぁ俺は行きますね。」

そう言い銀は武器と道具の入った袋を持ち、村長の家を出た。

銀が見えなくなってから村長がある人物を呼んだ。

「もうそろそろ来ていいぞ。」

村長の家からあの長い緑色の髪の毛をしたあの人物が出てきた。




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