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輝く銀の葉(上
目が覚めた
「…何か作戦でも思いついたんカ?」

「まぁ今にわかるさ…」

ニヤっと笑った。

ふと上を見た。

「そろそろか…行くぞ!」

銀は渾身の力をこめて突進した。

「あんた何もわかってへんなぁ…」

迅は呆れた顔で避けようとした、その時だ。

ヒュッ

「うぉぉ?!何や!」

銀がさっき投げた手裏剣が迅の目の前に落っこちて来たのだ。

「隙ありだ!」

銀がそういい迅を捕まえようとした時だった。

『アサルター!』

チッと言うかすれた音がした。

銀が迅を捕まえる0.4秒前
に銀の腹部に風を感じた。

「おめでとう、あんたこっから出れるで。」

と笑顔で言った。

「おい…その前に最後にお前何した…。」

銀が腹部を押さえてる。

少しだけ深い傷をおっていた。

「ぁあ…ついスキルを発動してもうた…」

落ち着いた顔で言った。

「まぁええわ、とりあえずここから現実世界に出したる。」

迅がそう言うと左にドアが現れた。

「ほなさいならやな。」

「ぁあ…もうこんな所には来ない…。」

銀はドアの中に入り、迅の前から消えた。

「…ギルさん、そこにいるんやろ?」

迅の後ろに黒いマントを羽織ったギルがいた。

「これでも気配は消してたつもりだったんだがな…」

「でも殺気は隠せんみたいやな。」

迅が短剣を握りしめた。

『アサルター!』

目に見えないほどのスピードでギルに斬りかかった。

「こんな物騒な物を…」

迅の後ろで短剣を持っているギルがいた。

迅が焦り手元を見ると短剣が消えていた。

「やっぱあんたは化けもんや…。」

「そう言うな迅…お前は我ら`レジェンド'の副マスターだろ?」

「……せやなぁ。」

「あの銀とか言うやつには注意しとけよ。」

「そんなのわかっとるは。」

「油断はするなよ…まぁお前に限ってそんな事は無いか、じゃあな。」

黒いベールに包まれ消えた。

「……まさかギルさんが目をつけるとはなぁ…銀か…いつか戦いたいなぁ。」

迅はそう言い消えた。

その頃銀は…。

「……ん?」

どうやらベッドの上らしい。

「…ここは…?」



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