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輝く銀の葉(上
夢のまた夢
――???――

ふと銀が目をさました。

「ここ…何処だ?」

見当たす限り青い空が続いていた。

「…まさか天国?」

と銀が考え込んでいると後ろから声をかけられた。

「…あんた誰や?」

関西弁で年齢は16歳ぐらいの人が話しかけてきた。

「え?俺は銀って言う…ここは何処なんだ?」

「銀言うんか。ここはあの世とこの世の狭間やで。」

あの世とこの世の狭間…まだ死んではいないみたいだ。

「俺は元に戻れるのか?」

「あぁ戻れるで。」

「戻る方法は?」

「そうやなぁ〜…わいに触れたら戻したる。」

自慢気に親指を胸にあて言った。

「そんなんでいいのか?」

「そんなんとは何や…あんた失礼やなぁ〜」

大分自信があるようだ。

「まぁ戻れるならいい…」

「あ、いい忘れや…わいを3日以内に触られへんかったら、あんた死ぬで。」

笑いながら言った。

「3日か…今捕まえてやるよ!」

銀は足に力を込めてジャンプした。

(捕らえた!)

と思った時だった。

「あんた遅っそいわぁ〜」

『ヘイスト』

スキルを唱えた途端相手の体に風がまとい土ぼこりがたった。

「な…速い…!」

今目の前に居たのに、もう後ろに居た。

「あんたやっぱ遅いなぁ〜。」

「そういやぁあんたの名前は?」

「わいか?わいは迅って言うねん。」

笑いながら言った。

「迅か…覚えとくよ。」

「アッハッハ、そりゃあ嬉しいわ。…っと危ない。」

喋っている途中銀は素早く突っ込んだが避けられてしまった。

「あんた…セコイで?」

「生きて帰るなら何でもするさ。」

『ラッキーセブン!』

「わわ、あんたやっぱ卑怯やわぁ…」

『ブースター』

『ダブルスタブ』

短剣を持ち、素早く二回手裏剣目掛け突きを放った。

見事に手裏剣を落とした。

「やるな…迅。」

「わいをなめちゃあいかんで。」

「行くぞ!」

銀は迅に向かい突進したが、迅は飛び上がり避ける。

「あんたワンパターンやなぁ…。」

言われて仕方ない。

「ワンパターンか…ならこれはどうだ?」

『ラッキーセブン!』

手裏剣を空に投げた。

「あんた…何処を狙っとるんや…?」

「今にわかるさ…。」



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あきゅろす。
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