輝く銀の葉(上
事件
−−−−ヘネシス−−−−
無事二人はヘネシスに到着した。
「何か様子が変だな…。」
ヘネシスは、いつもフリーマーケットなどで賑わっているが、今のヘネシスは違かった。
「一人も町の人が居ないなんて…」
空が辺りを見回しながら言った。
「地図の赤い印はなんだったんだろ…。」
と話してる時だった。
「あんたら何者かねぇ?」
と結構歳をとったお爺さんが居た。
「?!」
二人が同時に後ろを向き、お爺さんに気付いた。
「気配を感じ取れなかった…。」
「このお爺さんただ者じゃ無いよね…。」
「フェッフェッこれぐらい造作も無いことじゃ。」
とりあえず町の事を聞いて見る事にした。
「この町はいったい何があったんですか?」
と銀が聞くと、お爺さんはムッとしたように言った。
「モンスターじゃよ…。」
「モンスター?」
二人は声を揃えて言った。
「そうじゃ…そいつのせいで村から人が出なくなったんじゃ…。」
とお爺さんが悔しげに言った。
「出来れば倒してもらいたいんじゃが…。」
とこちらを見て言った。
「引き受けますよ。その前に聞いて良いですか?」
「なんじゃ?」
「そのモンスターの名前を教えてもらって良いですか?」
「ママシュじゃ…」
「ママシュ?」
とまた声を揃えて言った。
「僕達で勝てるんですか?」
「まず無理じゃな。」
じゃあ頼むなよ…
と銀が言いそうになったが空が止めた。
「じゃあ僕達どうすれば良いんですか?」
「そんなの知らんわ。」
空がお爺さんに殴りかかろうとしたのを今度は銀が止めた。
「えっと…本当に俺達どうすれば…」
「修行せい。あそこで。」
と指を差した場所は寺院だった。
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