輝く銀の葉(上
当たって砕けろ
――二次試験――
「さぁ、ここに入れ。」
相変わらず偉そうに喋っている。
「わかりました。」
そういい銀は亀裂に飛び込んだ。
「検討を祈る」
―――???―――
「ここ…何処だよ。」
辺りを見回すが、根が広がっていて、蜘蛛の巣が少しだけ張り巡らされていた。
「黒い玉何て何処に…」
と言いかけた途中に、後ろからカズアイが襲ってきた。
「ちょ…不意打ちかぁ…まぁスピードは遅いがな。」
『ラッキーセブン!』
二枚の手裏剣は見事にカズアイに当たり、消え去った。
「ん?何か落ちてる。」
それは鈍く光黒い玉だった。
「これが黒い玉か…まさかこの下にも今みたいな奴が居るのかな…。」
不安になりながら言った。
「当たって砕けろだ!!!」
そう言い銀は飛び込んだ。
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