輝く銀の葉(上
試験バトル
――隠れ家――
「お前はここで`ある人'と戦ってもらう。」
試験官が暗闇の奥をチラッと見た。
そして誰かを手招きしながら名前を呼んだ。
「おい、雪花こいつと戦ってくれ。」
雪花と言う男があくびをしながら出てきた。
魔法使いのローブ着ていて、月のマークが入った帽子を被っていた。
「…俺まだ眠いんすけど。」
「つべこべ言うな。早くやれ。」
転職官が雪花を睨んだ。
「あ〜はいはい…わかったよ。お前名前何て言うの?」
「俺は銀。」
「銀て言うんだ〜。俺強いけど手加減しようかぁ?」
雪花と言う男は笑いながら言った。
「別に手加減しなくても勝てるから大丈夫だと思いますよ。」
銀は冷静に言った。
「言ってくれるねぇガキが」
そう言い雪花は「ミスリルワンド」を手にした
「では…初め!」
『マジッククロー!!』
ワンドが光り青い爪が銀を引っ掻いた。
「クッ…」
銀は体制を整え手裏剣を持った。
『ラッキーセブン!』
雪花目掛けて手裏剣が飛ぶ。
「ん〜、スピードもキレも無いねぇ〜。」
『エネルギーボルト!』
ワンドから青い球体が飛び、手裏剣を弾いた。
銀はその球体に当たり、数メートル飛ばされた。
「カハッ…、まだだ…まだ負けてない!」
「もう諦めなよ〜、君には俺を倒せないって。」
「まだだって言ってるだろ…!」
フラフラに立ち上がった銀は、相手の懐に飛び込んだ。
『ディスオーダー!』
銀は雪花に接近し籠手で殴る。
その殴った箇所から緑色の怨霊が出てきた。
「な、なんだこれ!」
雪花の体を怨霊が蝕んでいる。
「うわぁぁぁ!」
「勝負…ありだな……グッ…」
銀がフラフラと立っていた。
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