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チルチルとミチル(完)



ここでも記憶喪失で一応通してる。

服は相変わらず幽にもらった服着てるけどな。

あー…誰かにまた金借りなきゃ…あーあぁ。こっちでも借金まみれかよ。


いきなり落ち込んだ俺の頭をうりうりと混ぜっかえしてくるイゾウさんに、止めてくれとは言えねぇが恥ずかしくて体を引けば…隣から不満そうな声。



「えーっずりぃーっ何でみんな仲良い感じっ?」

「あー…お前、ずっとプッチにいたからな」

『買い物、付き合ってくれたんッス』

「アクアラグナで荷物全部持ってかれちまってよい、何も持ってなかったからねぃ?」

「マジかー、大変だったなぁ?お前」

『…ホント…迷惑かけたッス』



マルコとビスタさんとイゾウさんとエースさんとジョズさん。

島ごとに四季のあるこの世界で服は欠かせないとそれはもう大量の服を買った…いや、買ってもらった。


実用性重視なマルコにはすげー動きやすくて安い服を沢山。安いのにどっかおしゃれな服を選べんのはホントすげぇと思う。

センスのいいビスタさんにはコートを買ってもらった。最初派手なのがイヤだっつったせいか、白めのファーコートを何着か…ノミ虫の服に似てるけどまぁ、白だし関係ないことにする。

和服一筋のイゾウさんには和服一式を揃えてもらった。…多分すっげー高いと思う、オーダーメイドが全部高いのは俺のイメージだけじゃねぇ。

何かと小物が格好いいエースには軽く羽織れるもんとかベルトとか選んでもらった。流石に年下に出させるわけにはいかないからとマルコに頭下げて貸してもらった金で買った。

んで、最後は力自慢のジョズさん。ベッドとかタンスとか兎に角でっかいもんを一緒に運んで貰うために付き合って貰った…その礼に飯奢ったらすげー仲良くなった。




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あきゅろす。
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