チルチルとミチル(完)
み
「んじゃー、改めてっ新しい家族に、乾杯っ!」
「「「「かんぱーいっ!!」」」」
白ひげ海賊団に入って一週間後。
モビー…あぁ、今俺たちがいる船の名前だってよ。
市長さんたちに修理してもらった船の上で俺の歓迎パーティ…という名の飲み会が始まる。
「よう、楽しんでるか?新人!」
『えーっと…ジョージさん?』
「惜しいっ俺ぁサッチだ」
「どこが惜しいんだよい…」
『すんません』
人の名前を覚えるのが苦手な俺がすんなりマルコの名前を覚えられたのは奇跡だ。
いや、でも皆個性的だから何となくでも覚えてるんだけどな。
特に隊長の人たちとは仲良くさせてもらってる。
「俺の名前は直ぐに覚えられたのに…ねぇ?」
『イゾウさんっ!今日も着物すげぇっすね!』
「ふふっ…ありがとよ」
相変わらすに色っぽい人だ。
男だが和服美人。
イゾウさんはワノ国の出身で、何でも俺がいた日本の昔みてぇな文化らしい。
着物のこと知ってたり女の人の髪型だっつーこと知ってたから自然と俺はワノ国辺りの出身だろうってことになった。
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