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ＳＳ 終わりと始まり 世界が終わりを告げるその時に 君を好きでいられたらいい それまでずっと隣に居て 君の横顔に恋をする 明かりの無い一本道 鼻唄口ずさみながら歩く 行く宛て？ そんなの知らない 明るい月へ進むだけ 昔君が言っていた 「月になれたらいいのにな」 たった１つの願いさえ 僕には叶えることができない 世界が終わりを告げるその時に 君はどこにいるのかな 真っ暗闇の中から探し出すため 僕は月を目印にする ｼﾙﾊﾞｰﾘﾝｸﾞ 行き場を無くした血濡れの指輪 右の掌に握られる 後悔？ 数え切れない いくつかなんてキリがない 君の瞳にこの世界は どんなふうに映っていただろう モノクロに色褪せ反射する この衰退した世界は 世界が終わりを告げるその時に 君を好きでいられたらいい それまでずっと隣に居て 君の横顔に恋をする 世界が始まりを告げるその時に 君を探し出せれたらいい そしたら笑って手をとって 薬指に誓いのシルシを ［*前へ］［次へ#］  |