真面目な委員長?
昼食
3時間で会場を出る。
腹減ったし、翼が行きなり帰りたいと言う出すからだ。
昼食はまだ食べていないので、電車に乗りながら適当な店で食べる事が決まった。
昼食時間からはズレているので、多分空いている。
久世に迎えを頼み、10分程で到着。
そこから少し走らせ、俺のオススメと言って了吉さんオーナーの喫茶店へ着く。
昼食時間はズレているのでランチ人気な喫茶店は今は空いている。
荷物を車に置いといて外にでる。
「久世も来るか?」
「いえ、少し走らせて来ます。出る時に携帯を鳴らして下さい。ワン切りでも結構です」
それに軽く対応して中に入る。外で車が走り去ったのを聞いて意識を中に向ける。
訪問者を告げる鈴が鳴る。
「日和、此処はまさかっ!」
翼が鼻息荒く、ハアハア言っている。いくら翼でも引くぞ。
多分俺がよく、CLOUDの溜まり場は喫茶店と言っていたので感づいたんだろう。
奥から足音が聞こえ了吉さんが営業スマイルで出て来た。俺がいる事に驚いているようだった。
「ヨ、リ?……お好きな席にお座り下さい」
小さく呟いた了吉さんの言葉に軽く苦笑いをしながらもいつもとは違うカウンター席に座る。偶には良いだろう。
メニューと睨み合う翼。
「俺はカルボナーラ」
「はい」
「翼は?」
「…ふんわりオムライス」
「少々お待ち下さい」
厨房に引っ込んだ了吉さん。
それを見送った翼が勢い良く俺を見た。
「此処が例の場所?!」
例の場所=溜まり場で良いんだよな?
俺は頷く。
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