真面目な委員長?
入学式
風紀委員長と副委員長に用意された専用スペースの席に座る。
入学式開始にはまだ時間があり、生徒の殆どは席を立って話している。
専用スペースの前には理事長用、その前には生徒会用席がある。
「ひよちゃん…僕と寝よ?」
隣の席から立ち上がり俺の股の間に座り上目遣いで見てくる。
遊を抱きたいと思っている奴らならドキュン物なんだろうが、生憎俺はそんなドキュンにはならない。逆に遊にそうやられてドキュンしている、奴らにけしからん、襲えな状態だ。
「遊と寝ると後ろの危機だろ」
遊を見下ろし溜息をつく。
実を言えばタチだったりする遊。
そんな遊と寝れる筈がない。薬を飲ましても勘がいいから危機すぎる。処女消失なんていやだ。まだ、童貞を取られる方がいい。
これでも、女の子と一回もヤっていない純粋君なんだからな!けしてインポなんぞじゃないからな!
「えー…僕上手いよー?」
「撫でるな触る。上手くてもヤられる側は絶対やんねーよ」
内股を撫でてきたのでゲンコツを一発喰らわせる。
僅かに俺様態度な俺はタチからも強気と気に入られるのでネコとタチに好かれるにはいいキャラだ。
“いたっ”と言って頭を押さえる遊に座れと言って、背もたれに背を預けて目を閉じる。
真っ暗な視界に会話が色々聞こえてくる。
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