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真面目な委員長?
風紀寄り
食堂を出て向かうのは風紀室。
土日分の作業を終わらせてのんびりする予定だからだ。
久し振りに行くんだから楽しみたいと思う。



作業を始めて5時間。日曜日の半分程が終わった。丁度昼時で、廊下は食堂に向かう生徒の声が多々聞こえて来た。
そろそろ向かう為立ち上がり財布を念のために持って行く。

風紀委員長は生徒会と同じで待遇があり食堂利用は無償。だが、誰が入って来るか分からないので持って行く。


ドアを開ければ目の前には遊と真虎がいて睨み合っていたが俺が出て来れば同時にこちらを向き、パッと笑顔になった。



「ひよちゃん!食堂行こ!」

「ひよりん早く!」



両腕を捕まれ、引っ張られる様に食堂に向かう。

毎度の事だか食堂に向かう生徒達の殆どが脇に避けて退いてくれた。毎度毎度ご苦労だよまったく…。

思わず溜息をつくが俺の両手を引っ張りながら喧嘩をする二人には聞こえておらず騒がしい廊下に消えるだけだった。






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