真面目な委員長?
2
朝から騒がしい親衛隊共。と言っても極一部だが。
風紀専用席に座り毎朝の定番メニューとなっているココアとクロワッサン二個を注文する。
今の時期のココアは適温だが、冬になればホットに変わる。軽食はシェフではなくウエイターが準備をしてくれるのでその心遣いには感謝をする。
注文には王道的機械を使って注文する。タッチパネル式だからかなり楽だ。
ついでに風紀と生徒会は免除付きだったりする。
「真鍋様、」
「ん?あ、ああ」
苗字を呼ばれ顔を上げれば、いつも朝食を持って来てくれるウエイターがいた。
スッと目の前に注文したのを置かれる。
「今日は軽くクロワッサンを焼かして頂きました」
「そうか」
「では」
頭を下げて去っていくウエイター。
イケメンで物腰が低いから俺的には好きなタイプ。恋愛対象じゃないぞ?人間としてだ。
「ん、美味い」
軽く焼いたクロワッサンは美味しかった。
この静かな時間は朝しかないと思うと溜息が零れる。
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