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真面目な委員長?

「イヤアァァッ!」



突然食堂が騒がしくなった。
原因だろう所に目を向ける。そこには沢山の人だかりが出来ており…凄かった。

一瞬だが、赤髪がチラッと見えた。
赤髪なんてこの学園では、俺とアイツしかいない。


席から立ち上がれば遊も立ち上がった。
遊も見たんだろうか…、僅かに顔を顰めて不機嫌オーラをバンバンに出していた。



「…ひよちゃん、行くよ」



俺の返事を聞かずに遊はさっさと歩きだした。

アイツがいるのは多分会長と平凡…つまり茜の噂を聞いて気になったんだろう。
最近までアイツは両足骨折か何かで入院していた筈だ。両足って、何やったんだか。



「ねえねえ、退いてくれる?」

「?!は、はいっ!」



人だかりの一番後ろで背伸びをしながら見ていた生徒に遊は話しかける。
生徒は、遊に話し掛けられ僅かに頬を赤く染めて退いた。遊が首を傾げたのがいけないよ。

それからは簡単に道が出来た。

人だかりを抜けて、スッキリしたところにでると原因だろう人物たちの顔が見えた。



「なんで、会長は惹かれてんだろう?」

「さ、さぁ…」

「身体の相性がいいの?」

「なっ?!」



4人座りのテーブルに3人が座り、一人で座っている茜にアイツは話しかけていた。
茜の前に座る二人は茜を助けたそうだったが、アイツに関わりたくないんだろう…、話しかけようともせずに顔を伏せている。茜の視線に気づきながらも。



「一変、僕とも試さな「真虎!」……遊」



遊はアイツ……真虎に後ろから飛び蹴りをした。
真虎は見事に喰らったが平然と立っていた。何事も無かったかのように。



「何で真虎がしょくど「あっ!ひよりーん!」あーッ!!」



前から飛びついて来た真虎は首にぶら下がっている。



「真虎…重いんだが」

「えへっ、昨日ケーキを二個食べちゃったから」



可愛らしく首を傾げる真虎。
俺にやられても特には何も思わないので良いが、多分他のタチにやったら効くんじゃないかと思う。





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あきゅろす。
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