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真面目な委員長?
食堂
30分間の放送が終わり、テレビを切る。
そろそろ、食堂に行く時間で椅子から立ち上がる。
軽く伸びれば、骨がコキコキ、ゴリゴリ鳴った。

ドアの鍵を開けて出ていく。
そのままの足取りで寮に向かう。寮と校舎に食堂があるのだが、夕飯は寮側と決まっている。と言うより、昼食は食堂と決まっているからだ。

寮の入り口に入った時に、角から出て来た奴によってアタックを喰らった。



「ひっよりー!」



前から腰に抱き着いているのは遊。俺にこんな事をするのは遊しかいないのだが。



「…どうした?」

「えへへ、ひよちゃんを待ってたのー」



“偉い?偉い?”と無邪気な子供の様に言ってくる遊を邪険には扱えない。だがしかし、これが計算上での動きだから安易には何も言えない。

遊の襟を掴み俺から剥がす。そうすれば、すんなりと離れた。



「待ってくださるのはいいが、抱きつくな」



軽く遊に注意をして食堂に向かう。

食堂に近付くにつれて混む道。しかし、混んでいても余り関係ない。何故なら、生徒達が道を開けてくれるからだったりする。
こう言うのは、急いでもないのにやられると気が引ける。
きっと部活終わりの生徒も沢山いるだろうに、腹が減っているだろうに……ホント悪いよね。
でも馴れたら特に感じなくなる。それが当たり前のように。
馴れって本当に怖いよ。





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あきゅろす。
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