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いいな!俺もそういうのしたい!(後編)
鍋パーティの時に
シュラのエクスカリバーの格好良さを見た

終始楽しく鍋をつついて
お腹いっぱい夢いっぱいで帰った筈だけど

あのシーンが忘れられず
昨日はなかなか寝付けなかった


朝顔を洗って気が付いたよ

うわぁっ!?
め、目の下にクマが!!!



うう。





実は昨日輝いてたのはシュラだけじゃないんだよ。アイオリアもなんだよー。

鍋食べ終わっで、アイス食べてる時にさ
蚊が飛んできたんだよ

プ〜ンって


シュラんち、ほら犬飼ってるじゃん?
タロウ。
だからシュラがベイプ炊かなきゃ〜!って
用意しようとしたら




伏兵アイオリアがね



あのアイオリアがだよ?!



『むっ?!』


とか言って、自慢の光速のパンチで
飛んでた蚊を叩き落としたんだよ!




『アイオリア、蚊にグーパン』ww

東スポの一面飾れるよねw




それ見てまたすごい感動したんだけど、
同時に心のなかで
劣等感とジェラ心(ジェラシー)が爆発してさ


今に至るわけですよ。




あ〜あ。
俺もなんか人の役に立つような
技が欲しいよなー






なんかないかなぁ…






俺なに得意?
俺の最大の武器且つチャームポイントは
なんといってもこのツメだよね〜


このツメでー・・・








〜鍼屋さそり〜


「はい、いらっしゃい〜〃
今日はどうしますかー?」

「あのぉ、肩と首の凝りと、腰痛と、ふくらはぎの倦怠感、とにかく全身酷いので
鍼をお願いします。」

「はい、
このスコーピオンにお任せ下さい〜」

チクッ

「お客さん、すんごい凝ってますね〜w」


チクッ チクッ チクッ チクッ


チクッ チクッ チクッ チクッ


チクッ チクッ チクッ チクッ




チクッ…








・・・・ はっ!!



14発…。




もう一度やったら、お客さんが死んでしまうっ!




・・・・





がぁーっ

ダメだ!ダメだ!

鍼師はダメだ!!

そもそも鍼ってこんなんじゃないし!



えー?
他には・・・?







〜キャンプにて〜


パチパチ


「いやぁ、キャンプの醍醐味と言ったら
キャンプファイヤーだよね。」

おや?
青銅達がマシュマロを焼こうとしたけど
どうやら串を忘れてしまったようだ


「ミロ〜、
コレ焼く串みたいなのって持ってない?」


「串は無いが長いツメならあるぞ。フフ」


「やったぁ、星矢*これでマシュマロが焼けるね*」

「ミロ、たまにはやるじゃんー!!」

「ミロさすが黄金聖闘士だな。」

「珍しく役に立ったな
あとでハーゲンダッツ買ってやるよ」




だろ?だろ?



って、なるかァーーっ!












はぁ〜あ。


なかなか上手いこといかないなー。


家にいても暗くなるから
散歩でも行ってこようかな〜。


どっこらしょ






・・・・






テクテク







…あ!


星矢達だ

あいつら本当仲いいのな〜




なんか盛り上がってる






「オレまたおやじっちになって
さっき昇天したよー」

「星矢はウ◯コを流さなすぎだ」

「ほらぁ〜*だから僕が言ったのにぃ」




うわw
懐かしいwたまごっちの話だ

俺も混ぜてもーらおーっと



「よっ!」





「あ!ミロじゃんー!
こんな所でなにしてんだ!?」


「散歩してたらお前達の声が聞こえてさ!
てか、たまごっち??
懐かしいわ〜
俺も昔すげー育ててたんだよ!」


「マジで〜?!
もうやってないの?」


「今はさすがに。
貴鬼にあげちゃったから持ってないし」


「うそ〜!!
オレ今おやじっちいなくなっちゃったから新しく始めようと思っててさ

一緒に始めたかったなー!」


「マジで〜?え〜?
でも持ってないしなぁ」


「それならおれのを貸してやるよ。
もう飽きたし。」





氷河!!


他の青銅がまだこんなにフィーバーしてるというのに…。なんてクールなんだ



「氷河、ありがとな〜!」

優しいときもあるんだね




「ミロ!やったじゃん!!」


「おうっ!」


「じゃあ、リセットしようぜ〜!
誰かなんかシャーペンとか針みたいの持ってない?!」




ゴソゴソゴソ




・・・・




「無いか〜」


「あ〜。すまん。
俺も散歩だしって手ぶらで来ちゃった」


「せっかく同時に始められると思ったのになぁ。残念だー」


俺もちょっと楽しみだったけどな〜
残念〜…









…ん?











「お、おい!
針やシャーペンはないが、
細長いツメならあるぞ。フフ」





すすすすっ…


シャキーン☆!!!!!






!!!





「わぁ!!ツメ!!
ミロすげぇ!!!
頭いい!!!!!」

キラキラ


「これで一緒に始められるじゃん!!!」


「ありがとう、ミロ!!」



ミロすごい!天才!ありがとう!


ミロすごい!天才!ありがとう!


キラキラキラ…











俺、今すごく輝いてるっ!






ジーン












スコーピオンのミロが
【たまごっちをリセットしてくれるお兄さん】として、全国に名を轟かせたのは
もう少し先のお話







おしまい

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あきゅろす。
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