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熱けりゃ冷ませばいい
よっ

俺はスコーピオンのミロ
今日は聖闘士くいしん坊部隊隊長のアルデバランと、副隊長のムウと巷で話題のラーメン屋に来たんだ

この前はちょっとした事故が起こって、志半ばで行くことができなかったからな…
俗に言うリベンジってやつさ


え…?アイオリア??あ〜、残念だがアイツ今日は欠場なんだ

お煎餅のパッケージ裏の
【東北うまいもん食い倒れツアー】に応募したら当たったらしく、今は宮城辺りで食い倒れてるんじゃないか?

いや、

『うまいもんごときにやられるこのアイオリアだと思うか!』

とか言いながら倒されないように
妙な頑張りを見せてるのかもな



「さぁ、ミロ、着きましたよ」


とかなんとか言ってるうちに着いたぞ〜



【麺屋 まさみ】


お〜ここかぁ


やっぱりちょっと並んでる?


「どう?」


「う〜ん、少し待ちみたいです」


「ウワーッハハハハ!よし、オレが名前を書いてこよう」


「おすまん



スタスタ…





「いやぁ、楽しみですね」


「おう俺さ、ラーメンと本気で向き合うために朝ごはん抜いてきちゃったもん


「ははは、気合い入ってますね」

テクテクテク…



「あ、アルデバラン。おかえりなさい」


「サンキューな前にどんくらいいた


「ワハハ!オレ達は2組目だったぞ!」


「じゃあ、意外とすぐだな



ドキドキワクワク


「いやいやいや、ここにいるとイイ匂いするしすげぇ腹減ってきたよ〜


「ミロはラーメンのために朝食を抜いてきたそうですよ」


「へへっ


「おっ!やる気だなぁ〜、でも俺もいつもは朝飯にダブルソフトを6枚食べるんだが今朝は5枚と半分にしておいたぞ!ワハハハ」



申し訳程度に減らしてるw


「てか普段食いすぎだろ


「そうか?」


まあ…、この顔で

『オレ、普段朝食はサラダとヨーグルトしか食べないから』

キリッ



とか言われるよりはマシか




普段6枚ね〜………


………

………と、いうことはだ


1日一袋ってことか
すごいな〜、ヤマザキ春のパン祭りでお皿もらいまくりじゃん
いいなぁ



「てか毎日何の味付けでそんなにパン食ってんだ


「フレンチトーストだ、ワハハ」



WAO-☆
意・外・と・カ・ワ・イ・イッ





ガラガラッ


『椎歩さま〜
1名様でおこしの椎歩さま〜〜』



「フレンチトーストうまいよな、



あなたは蜂蜜派??

メープルシロップ派??

それとも………………






……………




……………




「???」




「………コホン
ま…まあ、それは置いといて今店員さんが名前を呼んでなかったか


「椎歩さまって言っていましたね」


「変な名前〜



ガラガラッ


『田浦さま〜
3名様でおこしの田浦さま〜』



「…あ!オレ達だ!
ウワーッハハハハ!」



……


た……田浦



「田浦田浦って何


「ワハハ!タウラスだからだ!」


「げ〜…ローセンス〜…」


「ちなみにわたしはこういう時は有江ですよっ!」



…ブルータス、お前もか…
じゃなかった、

アリエス、お前もか…………



パタパタ

『田浦さま!申し訳ありません、店内大変混み合っておりまして、相席でよろしければすぐご案内出来るのですが……』


「お??相席だって別にかまわないよな


「ええ」


『ありがとうございます
それではこちらへどうぞ』


テクテク……




席に着いた

はあ、どっこいしょっ

対面に先にいたお客さんが座ってるよ

どうも〜すんません


ペコペコ




…ってあれっ




「お前バイアン
シーホースのバイアンじゃないか







「……ん??

おう〜。お前はヤクルト







フギャァア━━ッッ


違うッッ
確かに飲み物だけども


くそ〜、何だよその切れ味のいい海底ギャグは





「…はははあんな乳酸菌と一緒にしないでくれよ


僕はミロだよ


にしても、わざわざ海底町から一人で来たのかよくくる感じ
………てか、椎歩っておまえだったのかよ〜〜〜



「うん。」


「ミロ、わたし達と一緒の魚介豚骨SPでいいですか?」


「おおすまん煮卵トッピングしといて

バイアンもう頼んだ??」


「うん。」


『魚介豚骨SPのお客様〜』


「あ、それ、わたしです」


『前から失礼しま〜す』

カタッ


「おー超うまそう
さあ、召し上がれバイちゃん



「…なんか正面から見られてると緊張する…」



「まあ、気にすんなよ


ズル………



「あちッ!」



「うまい



「熱くてまだ食べられない…」



「熱けりゃ冷ませばいいじゃんモー娘。もラブマシーンで歌ってるよ
『熱けりゃ冷ませばいい
フ〜フ〜』って」



「そっか。」


スゥ━━━━━━━━━━━━









自分の発言の0.2秒後

俺は宇宙的に後悔した…







なぜならバイアンのフ〜〜〜は………






━━━━━━━━━━━━━━━




「バイアンちょっタイム
やっぱフーフーは駄目だ



━━━━━━━━━━━━━━ッッ


「???」






フゥゥゥゥ〜〜〜〜〜ッッ









ブォォオ〜〜〜ッッッッ





「どわぁぁああぁぁ━━━ッッ










なぜならバイアンのフ〜〜〜は


ゴッドブレスだからです











ガシッ





「ぐっ





ズズズ…………








ドシャッ………









「…い……
…………痛い











『魚介豚骨SPのお客様〜』


「はい」


カタッ

『煮卵トッピングの方〜…』


「あ、それはこの隣に置いておいて下さい。」


カタッ

『ごゆっくりどうぞ〜〜』



………………



「わあっ*ミロ!見てください!
煮卵の黄身、半熟ですよっ!」


ははは

ワハハハ







「…………。」








うう………っ








おしまい

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あきゅろす。
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