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ハイ、チーズ!
「アイオリア、ムウ
じゃんけんしようぜ〜
負けたヤツがアレ言おう


「???」


「アレ?……あ〜!ミロがいつも言うアレですか!わかりました」



……??

……(*・o・)

「お〜アレか。よし、わかった」


せ〜〜の

じゃんけんぽん-☆


【結果】
ミロ…………チョキ
アイオリア…チョキ
ムウ…………パー



「あーー!負けた〜〜」


「よし、じゃあムウ頼んだ


「はい…
えーと、

コホン。

昨日、お風呂上がりにしばらく半裸でくつろいでいたら
背中を4ヵ所も蚊に刺されていました。油断大敵ですね
わたしはアリエスのムウ☆

今日はこれからミロ、アイオリアと共にご飯を食べに行くんです……



………どうです?
こんな感じですか?」


「はははうまいうまいそんな感じだよ




と、いうことで


俺はスコーピオンのミロ今日は珍しくアイオリアとムウと3人で会った

今、聖域町でちょっとしたセンセーションを起こしているラーメン屋に3人で食べにいこうと思ってね




「あのラーメン屋さん、休日の昼間は行列が出来るらしいですよ」


「おお…結構すごいんだな〜。
何系の味だ?」


「あれだ豚骨魚介系ってカミュとシュラが言ってたうまかったってさ〜、楽しみだな




♪〜♪♪♪〜♪〜



「…あれ?誰か携帯鳴ってるぜ


「?俺じゃないな」


「あ〜、わたしですね

メール………」



カパッ



…………



………クスッ








「ムウ今メールみて笑ったろ


「はい?……んふふふ」


「なんだよ〜っ彼女からのセクシー画像付きメールか〜〜?見せろよ」


「彼女じゃないですよ〜
貴鬼ですよ、ほら」


携帯の画面を見たら

貴鬼がTシャツにセミを10匹くらいつけて満面の笑みを浮かべていた



「うわっwきめぇ━━━ッッ」


「ね、正直、激しく気持ち悪くて笑えたもんじゃないですよね
でもこんなに嬉しそう!やっぱりこどもって可愛いですね〜」


「お前も好きだよな〜


「ええ!あ!あと、このプリクラも見てください」


「ん〜〜……?

…………
うわっ☆貴鬼ぶっさっ


「どれどれ……

ははははは!これはひどい!見事に半目全開だな!」


「そうなんですよ、すごく不細工なんですよ〜
可愛いですね」


「プリクラって大抵よく撮れるのにな」



「…そういえば、話が脱線するけどプリクラって女の子が実物より半端なく可愛く写るよな


「それ……俺も過去に一度深く考えた事があるぞ。
女の子って実は家で決め顔の練習すごいしてるんだろ?

毎晩鏡を見ながら…

顔がしわくちゃになるまで……」





「か、顔がしわくちゃになるまで
そんなにやっちゃっていいのか


「ああ、そう聞いたぞ?でもほら、今はサプリメントでとかとかあるから平気なんじゃないか?」


なぜかアイオリアは
完全に間違った知識を披露した

サプリメントどんだけ力持ってるんですか



「それもあると思いますが、最近のプリクラの機械はスゴいらしいですよ」



「うそ〜どうスゴいの
シャカが技使う時の背景とどっちがスゴい


「………まあね、
確かにあれもスゴいですが、あれとコレは比べたらいけない気がします…

いや、最近のプリクラは肌の色も美白に出来るし、目を大きくしたり、鼻を高くしたりも出来るそうですよ」


「へぇ〜それスゴいな


「ムウ、くせ毛は直せるのかな?」


「………………さあ。」





…………。



アイちゃん……(;;´・ω・`)





………あ

「てかさ〜ラーメン屋に行くにはまだ時間が早すぎるし、どうせっかくだから記念に最近のプリクラってのを撮ってみないか


「ああ〜!たまには、そういうのもいいですね*行きますか!」


「お…男3人でか!?恥ずかしいな…」



とかなんとか言ってさ〜
アイオリアのやつ

真っ赤な顔して
もみあげ整えまくりじゃん

まったくカワイイんだから


「問答無用さぁ、行くぞ



と、いうことで

恥ずかしがりながらも
3人でプリクラを撮りに近くのゲームセンターへ





でーん!





「こ………これが最近のプリクラ機


「アトラスのジャックフロストがどこにもいないではないか…」


ジロジロ…

ジロジロ…


「う〜ん……ちゃんと操作出来るといいんですが…」


「ま、どうにかなるっしょ入ろうぜ



パサッ



「お金、入れちゃいますよ〜?」


「おうっああ〜緊張するなぁ」


チャリン、チャリン、チャリン、チャリン……


『背景を6つ選んでね!』

「し、しゃべったぞ!背景を選ぶらしい」


「よくわかんないな…、あ
おまかせコースっていうのでいいんじゃないか??」

「そうですね」


ポチッ



『1枚目を撮るよ
大好きな人の事を考えて』


『3』


「はなんだって

『2』


「も、もう撮るのか!?」

『1』

「ど、どうしましょう!」

カシャッ-☆






…………



……なんか……ぼくたち…
急に車のライト当てられた時の
野生動物みたいな顔してるよ?







「…はは……、あ、今の練習な次からが本番だ



『2枚目を撮るよ
みんなでおすまし』


『3』


「よしっ


『2』




『1』




カシャッ-☆



「どうだ?」

「おおいい、いい




『3枚目を撮るよ
みんなで最高の笑顔』




『3』




『2』


「ハイ、チーズ

『1』


いぇいっ(*^θ^*)-

カシャッ-☆





「ははは
このアイオリアwうける

「アイオリア笑いすぎですよ*!」

「やばい、楽しくなってきた!」




『4枚目を撮るよ
一番変顔はだ〜れだ』




『3』


「ヤバいヤバい」

『2』

「ミロ、真ん中来いよ!」
「えここ?」

『1』




カシャッ-☆




「ムウw白眼むきすぎっ

「えへへ*」

「ははは!ぶっさいくだな」




『5枚目を撮るよ
みんな体を大きく使って』



『3』

「…… 天魔降伏〜
「あ!いいですね!えっと…」

『2』

「オーロラエクスキューション!」
「お、俺は………」

『1』

「…!ユニコーンギャロップ!」
タッタッタッタッ

カシャッ-☆



これいいじゃん

「はは、素晴らしい出来ですね」

「なんで邪武にしてしまったんだろう……」




『最後の1枚を撮るよ
みんなで一番カッコイイポーズをとってね』


………みんなで、
一番カッコイイポーズだとぉッッ



プリクラ機の一声で
小宇宙がMAXまで増大してしまった3人



「お、おい!!一番カッコイイポーズって言ったらあれしかないだろう!」

『3』

「せっかくこの3人が揃ってるんですし、あれをやらない手はないですよね!!!」

「ヤバいヤバいヤバいやっちゃうあぁドキドキするな
じゃあ、自分のポジションについて

『2』

「やぁ、汗が出てきました」

「やっぱそれっぽい顔した方がいいよな!?」

「声出してもいいかな

「大丈夫だろ!やってしまえ!」

『1』



せ〜の!

「ア



カッ


ドオオォォン…………







MAXまで小宇宙を高めた3人が決め顔して力んだ瞬間









誤発動しちゃいました












シュゥゥゥ…













そのプリクラ機は今や跡形もなく消滅した……




諸行無常…
盛者必衰…















おしまい















「……あのさ…
なんか俺、久しぶりに泣きそうかも……







「俺も………」







「…………。」









…………しょんぼり












おしまい

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あきゅろす。
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