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となりまち大花火大会
俺はスコーピオンのミロ
今日は待ちに待ったとなり町の



アフロとサガさんが場所取りしていた土手に着いたら

なんだよ、もうみんな揃ってるんだな

「うぃーす


アテナと辰巳だろ〜、カミュ氷河、他の青銅老師春麗ちゃん、
白銀の女の子は欠場か、ちぇっ
あとは、ムウ貴鬼、アイオリアたち、シャカ、アフロ、サガさん…
カノンもいるぞ
えっと〜シュラと、あれは噂に聞いたシュラ彼女だな??
あと蟹飯だろ
ふ〜ん、なかなか大人数だ
しかしみんな見事に浴衣だなハンサム補正率5割増だよ

まぁ俺は元がいいからハンサム補正率2割増くらいかな
なんちゃって


あと、来てるのは誰だ〜?

えっと……え?



ゴシゴシ



…えぇ



…………り、力士

俺たちのシートに力士が



「お…おい、誰か〜力士が紛れ込んでるぞ誰の身内だ

…あの、すみません、何部屋の方ですか?」



はい、小生所属は山の向こうの野牛部屋です。浴衣は女将のハンドメイド。えへっ

……って、
こらぁ!オレは力士じゃない、アルデバランだぞ!
ウワーッハハハ!」




「なぁんだアルデバランかよ驚かせるなよ




黄金は今日も仲良しです




「おーい、ミロ!」


ん?アフロが呼んでる


「きみは飲み物、何がいいんだい?」


「おー、すまん何がある??」


「水と、

ウーロン茶と、

コーラと

ぬるくなった低脂肪乳だ」





…………




「へ?」


いやいや、最後のおかしいよ




「……あ!すまない
水とウーロン茶とコーラはもう売り切れだった」



メギャンッッ

選択肢なし




「じゃ…じゃあ仕方ないから低脂肪乳で………」




………




………ゴクゴク…




は、はは…

全っっ然うまくないw
ぬるいし…





そういえば
一人一品オススメのおやつ持って来いって言われてたんだよな
あれどうなったんだろ…


「なぁ、そういえばさ、言われた通りお菓子持ってきたんだが



「ああ、まだ皆のも集めていないんだ。そろそろ回収するか」


ふーん


「おーい!みんな持ってきた食べ物をここに出してくれ」


ザワザワ

ガサガサ



みんな何持ってきたのかな?
え〜と


じゃがりこ

ハッピーターン
(お、いいね

すっぱムーチョ

イカ姿フライ

チーカマ

さきいか

かりんとう

とんがりコーン

麩菓子

ソフトおせんべい

アーモンドチョコ

水羊羹

麩菓子
(…麩菓子かぶってるw多分シュラと紫龍あたりだな)

天狗印のビーフジャーキー

冷やしたきゅうり

チューペット

グミ

バナナ

………なるほどね

そうそうバナナね






ってバナナ
チョコバナナとかじゃなくて素のバナナ?
夜の土手でみんなで
まるでみたいになっちゃうよ



「ハハハ、誰だよバナナ〜
『先生、バナナはおやつに入るんですか?』かよ〜っ







トントン



「ミロ…」



「おアフロ、バナナお前?」



「いや、違う、わたしではない






………あっち。」







あっち??





「可愛そうに…
気にしてしまったぞ」







……………




サ…サガさん………



めちゃめちゃ小さくなってる…





「あ…、ああ
あの、バナナそうバナナ美味しいっすもんね〜〜



えへへ………





「……俺たちが子どもの時はな…………」




声ちっさ




「遠足の時も、運動会の時も、お祭りの時も、みんな喜んでバナナだったんだ………」







8年という年の差は意外なところで発揮されるのです



ヒュ〜〜〜〜〜……

「あ、いや、その、さっきのは馬鹿にしたとか、そーいうんじゃなくて…………」



「もういいよ…………」


プイッ





ド━━━━ンッッ-☆



ビクンッ!!!!!!







ちょっwサガさん驚き過ぎっ


この人本当に気が小さいなぁ
大丈夫










ヒュ〜〜〜〜〜………





ド━━━━━ンッッ-☆













始まってからは
みんなで飲み食いしながら

とても楽しく花火を見れた



花火って久しぶりに見たけどキレイなんだな〜




花火が光った時に
一瞬ちぃちゃんの顔が見えてさ

花火見上げてるその横顔がなんかすげぇ可愛くて

今日は俺も花火を打ち上げちゃおうかな?みたいな気持ちになったよね(笑)
準備体操しておこうかな…




しかし
楽しいし、キレイだし
花火って、ホントにいいなぁ
もう少ししっとり見ていよう







ヒュ〜〜〜〜〜………





ド━━━━━ンッッ-☆









ザワザワ



ヒュ〜〜〜〜〜………



『オイっ!雄牛の山!!!いつまで座ってんだ!
早く帰らないと女将に叱られるぞ!』



『雄牛の山?なんだ?俺はタウラスのアルデバランだぞ?』






ドド━━━━━ンッッ-☆



『はぁ?お前は何を言ってるんだ!
あ!!髷までほどいて!まったく、しょうもないヤツだな!
ほら!立て!帰るぞっ!!』



ヒュ〜〜〜〜〜………






『いたたた、なんだ!?何をする!?コラ、離せ!

いたたたっ!』


『ホラ、帰るんだ、雄牛の山!』


ドド━━━━━ンッッ-☆





『違う!俺は雄牛の山じゃない!アルデバランだっ

助けてくれ…

ムウ!ミロ!助けてくれ〜〜〜!』



ヒュ〜〜〜〜〜………
ヒュ〜〜〜〜〜………



『さっさと歩け!』





『助けて〜〜』



ド━━━━━ンッッ-☆
ドド━━━━━ンッッ-☆






『助けて〜』









…………



「アレ??何か、アルデバランに名前を呼ばれたような気がする」







「ミロ、あなたもですか?
実はわたしも
…………でもアルデバランはそこに…居ますよね?

あの声は気のせいだったのでしょうか…」




「ん〜ほんとだ、アルデバランいるな、じゃあ、きっと気のせいだな
気のせい気のせい








花火もフィナーレを迎え
ド派手な演出をしたあと


辺りはたちまち静かになった





「あ〜〜あ
終わっちゃったなぁ〜
でもすげぇ良かったな



「わたしたちが取ったこの場所も良かっただろう?来年もまたココにしよう。




さあ、片付けをして帰る準備だ」




「はぁい




「そういえば隣のシートにはお相撲さんが大勢いましたね。」



「あー、オイラも見たよ!
帰り際にナントカ山がどうだとかザワザワしてたよね!よく聞こえなかったけど…」



「お相撲さんもみんなで花火大会とか来るんですね。」





ははは














「きゃぁぁぁぁ!!!」










「ど、どうした春麗ちゃん






「ア、ア、アルデバランさんだと思ってたのに………

全然知らない人がシートに座ってるんですっっ!!!」








(一同)








「だ…誰だっっ











「ご……

ごっつぁんです!!」
























「こ……こいつは…





本物の力士だ













「じ、じゃあ……アルデバランはどこに……!?」
















3日後
部屋から帰還したアルデバランの頭にはしっかり髷が結われていたそうな。











「ワハハ…浴衣なんてもう絶対着ないぞ!!」







おしまい

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