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メモ
今年は冷夏らしい…
このミロが野菜の値段の高騰が気になって昨日もよく寝付けなかったなんて

恥ずかしくて誰にも言えないよ…



ん…??







お、俺はスコーピオンのミロ

今日は例のの事前打ち合わせで近所の公民館に集まっているんだ
今日はラフな格好だぜ
いぇいっ☆



さぁ
アテナが出てきたぞ〜



「今日はの集合場所、時間、持ち物や、役割分担、色々と決めます。

今日ここにいない人にも決まった事を伝えられるように必ずメモを取ってくださいね。」





そうなんだよ…




今日はアイオリアはフットサルの試合で来れなかったんだ




という事で俺はアイツの分もメモを取って帰らなければならない




面倒だなぁ〜

もやし炒めを作る時の大量のもやしのヒゲを取るくらい、

攻め込んできた敵の中に懐かしい顔が紛れ込んでいる気がする時くらい面倒だよ

後でカントリーマァムでも買ってもらわなきゃ割りに合わないぜ




さぁ…やるかな〜

メモ、メモ




………




あ……




ない…




メモ紙もペンも




NAI





そう言えば俺、
手ぶらで来ちゃったんだった……



ヤバい…
誰かに借りよう





「……ムウっ、ムウっ



「………?
なんでしょう??」



「紙とペン余分にあったら
借りてもいい



「あ………すみません、

さっき、デスマスクに貸してしまって……」



「ガーン
くそ〜…蟹飯めぇ〜…
ムウがダメなら…………




なぁ、シャカ
紙とペン持ってないか






「…………。


フッ………この乙女座のシャカにそのような物が必要だと思うかね?生憎不要な物は持ち歩かない質でね

きみも頭の中に記録すればよいではないか」




「……簡単に言うけどさ〜…

生憎俺の頭の中は書けないタイプの素材なんだよ……





オ〜ム………じゃなくて

う〜む………




どうしよう…



アフロとサガは席が遠すぎるし…

あとは皆休み…かな??





そうだ、カミュ……

カミュは来てるかな





キョロキョロ





お〜…いたっ

あるかなぁ〜




「カミュ〜



「どうした?」



「紙とペン余ってたら貸して



「お〜…どうだろう……
持ってたような、
持ってないような…



なかったらごめんな


………


……あ!
ないと思ったけど、筆ペンがあった!これでも大丈夫か??」




「筆ペンで全然問題ないよー
やった〜サンキューな



「おうっ」







よ〜し、



書くものGETだぜ
ピッピカチュウ☆






ペンさえあれば
腕にメモすればいいんだもんな

俺、冴えてる〜っ






10分後


予想以上にメモすることが沢山あった…

あっというまに両腕が文字だらけになってしまったよ…

しかも右腕は左手で書いたからヘロヘロで逆に達筆みたいだし


まだ続くな…
次は何処に書いていこう…


………



Tシャツを捲ってお腹にかこう

…ここしかないっ




…あ〜早く話終わらないかな…








さらに15分後


お腹も脇腹も文字だらけになってしまった……
そのあと鏡を見ながら顔にも書いたよ…



まったく、いつまで続くんだ…



ひょっとして今日のアテナは黒柳徹子なんじゃないか?




うぅ〜…
次はどこに書けばいいんだ…




………





…もう。

…あそこしかない







…ズボンを下げて…

この可愛らしい太ももに書こう…





うう…


お恥ずかしい






だが頑張らなくては
アイオリアのためにも





そしてまたさらに数分が過ぎ





メモが…


メモの野郎が…



遂に俺のズボンを脱がして足の甲まで達してしまったよ






もうっ
責任とってよねっ





「ペラペラペペラペラ…
ペラ……という事で、皆さん
体調管理をしっかりして、楽しい気持ちで当日を迎えましょう
それでは、ごきげんよう」


ごっきげんよう〜〜☆


…うおぉ〜〜〜

やっと…
やっと終わった

よかったぁ
よく頑張ったよ俺



さぁ、帰ろう今日決まった事をアイオリアに教えに行かなきゃ

もう家に帰ってるかな〜






〜アイオリアのアパート〜
ハイツ若獅子






ピンポーン





「ミ・ロでーす、
開けてMr.オクレ」





ピンポーン






…………





…あれ??
まだフットサルから帰ってないのかな??





と、その時


『はーい。』



ガチャガチャ





……



『ごめん、風呂入っててさ〜』



ガチャッ




ドアが開いた


「おいっす





「おっす!


…って(;・o・)


エエエェェェ━━━ッッ

露出してる部分全てに文字が!

誰!?
耳なし芳一!?」








「…そうです、 ワタスが耳なし芳一です






…なんて言うか



耳なし芳一がこんなへんなおじさん的なテンションだったらお化けもげんなりだろうな…



つづく

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あきゅろす。
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