偶然日常:アンソロ
ターゲット
\デデーン/
赤坂「どや」
ユーリ「なに?また作ってきたの?」
赤坂「テンション低いなあ。性格を変化させるジュース持ってきたのに」
ゼン「また?」
ユーリ「前と同じ能力じゃん」
赤坂「同じと言っちゃあ同じやけど飲むやつが違うと面白いやろ」
グウ「よかったー…」
ユーリ「で、次はどんな変化があるんだ」
赤坂「前のは正反対やったけどコレは小動物的になる」
ゼン「的って…」
ユーリ「ふーん」
グウ「………」
赤坂「反応うっす、貴様らなんなのや。とりあえず飲ませる候補はあがってるで!フェンデや」
ユーリ「言うと思った」
ゼン「あはは」
グウ「あの…仮にですよ。飲ませるまでどうやるんですか」
ユーリ「フェンデってすきとか無いし、ジュンキチ相手だと容赦ないから無理じゃない?」
赤坂「なんか…やる気無くなってきたわあ…」
ユーリ「そして実験一生作らなくなれ」
赤坂「それは嫌や」
ユーリ「ちっ」
赤坂「とにかくフェンデはどこや」
グウ「さっきマリアちゃんの部屋にいましたよ」
ゼン「ほんとにやる気かよ…」
―マリアの部屋―
ドアを少し開けて隙間から様子をうかがう赤坂たち
ユーリ「どうよ」
赤坂「アカン…よく見えへん」
グウ「……」
ゼン「……」
ガチャ
ドアが開いたと同時に2人はバランスを崩す
ユーリ・赤坂「あぁわああああ!!」
ボフン
フェンデ「なにしてるんです」
マリア「…zZZ」
一同「あ」
フェンデ「マリアーヌ様はおやすみになられました。用なら明日になさってもらえますか」
赤坂「ただコレ渡したくてやな」
ユーリ(バレるって…)
フェンデ「コーヒー?赤坂が?」
赤坂「いつも入れてもらってるからなあ、たまにはボクが」
ゼン(フェンデさん…笑ってる?)
フェンデ「ふふ、ではすみませんが皆さんおかえりください。ああ、グウさんとゼンさんには部屋をご用意しましたので。この部屋にある個室ですが」
−個室−
赤坂「くそっ結局あいつのペースに引き込まれてしまった」
ユーリ「ばーかばーか」
ゼン「まさか寝ろって言われるとは思わなかったぜ」
グウ「ここにいると時間の感覚忘れるよね…」
ユーリ「まだ21時なのにな」
赤坂「あいつもしかしたら身の危険をかんじたのかもしれへんわ」
ユーリ「まあいいじゃん、とりあえずは受け取ったんだしさ」
赤坂「せやな、明日が楽しみや」
ユーリ「フェンデの小動物な雰囲気……想像つかないよ」
−翌朝−
ドタドダドタドダ
赤坂「ギャー!!!」
フェンデ「待ちなさい」
ゼン「なんの騒ぎだ」
グウ「もしかして成功?」
ユーリ「いや、逆に飲ませられてるの」
グウ「あらー…」
ゼン「ジュンジュンが持って来たなら怪しむのも無理ないよなやっぱ」
ユーリ「そゆこと」
ドタドダドタドダ
どこん(赤坂が転んだ)
ぶみ(赤坂を踏みつけたフェンデ)
赤坂「あゔ…」
フェンデ「さあ口を開けて」
ぶみいい
赤坂「ぎゃああああ痛い痛いて!!!」
フェンデ「よく鳴きますね」
ぶみぶみいいいい
グウ「なんだか見るに耐えない…」
ゼン「個室に移動すっか」
ユーリ「うんそうだな」
ドタドダ
バコンバコン
ぶみいいいい
赤坂「ぎゃあああああああああああああああ」
END
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