忠犬の日常
3
「・・・というか。なんで俺がアンタを嫌いになったと思ってんです?」
さてさて、とりあえず、謝るタイミングを図ろうか☆
あ、今ね、貴祐さんとソファーに向かい合って座ってます。
んで、その間に俺作のお菓子と紅茶がのったテーブルがあります
はい、どうもこんにちは、忠犬ワンコです。
只今尋問中・・・じゃなかった、謝り方摸索中でっす☆
「・・・お前が俺に仕事押し付けたのかと思った」
そしてこのネガティブキャンペーンである←
マジやめてくれ。
俺はそんなつまりじゃなかったんだ・・・!!
ということでー、即☆土下座。ズサァー。
早いとこ誤解を解かなきゃね〜。
「その節は、ホント、申し訳ございませんでしたっ!!
あ、けど、仕事押し付けるつもりは一切ないからね!!もちろん今後も!!」
床に頭をごっつんこ。
あ、結構痛いなこれ。
たんこぶできませんように。
そのまま少し頭を上げて貴祐さんの顔を見る。
・・・はい!吃驚顔いただきましたぁ〜!!
「でもさ、押し付けるつもりはなかったんだけどね、サボりたくなる量ではあったんですけど。」
そう。あの量はおかしいだろう・・・
なんせ、通常の倍速で動いていたのに減らないんだから。
「あー・・・そりゃ、たぶん不良が騒いでるからだろ」
・・・・・・?
・・・・・・え・・・?
・・・・・・はぁ!?
なんですと!?
・・・え?初耳なんですけど??なんで聞かされてないの!?
てか、俺でこの忙しさなんだから、アンタは・・・
貴祐さんはもっとヤバいんじゃねーの?
何やってんの!?マジで!
「ちょ、俺初耳なんすけど!!それ、超☆重要!!」
すると貴祐さん。
「・・・あー・・・言ってなかったか?」
オイこら貴祐さん!!
そこ忘れちゃイカンやつ!!
「聞いてませんよ!そんなこと!!なんでソコで天然かますの!!やっぱバカなの!?」
「いや、悪い。言ったと思ってた」(キリッ)
「キリッ、じゃねーよ!!」
「じゃ、今言った」
「横暴だっ!!」
ネガティブキャンペーンから復活されたのは何よりだけど!!
「・・・はぁ、じゃ、貴祐さん。今持ってる仕事、半分俺に渡して」
こうなりゃしょうがねー。
飼い主に犬以上に働いてもらうわけにはいかねーからね。
「俺今から本気出すから。仕事かたずけるまで通常の五倍速で行くから。邪魔しないでね。
・・・つか、邪魔したら縛るからね、誰であろうと」
俺は貴祐さんの返事を待たずに彼のデスクから俺がやってもよさそうなものと、俺の仕事分を引っ掴んだ。
ティーカップなどを片して自分のデスクに向かう。
・・・はぁー、なにこの量。
これで半分ぐらいとかウソだろ?
これさ、原因ぶっ潰した方が早くね?
・・・ま、とりあえずこの仕事終わらせるか。
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