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忠犬の日常
センセー、しっつもーん!!2

大崎真一。26歳。血液型はB。
身長180cmの茶髪プリン。
顔は美形だが常にダルさを帯びている。
大雑把で横暴な数学教師。
形式上生徒会の顧問。

これが皆のシンちゃん。
だがしかし。俺らの知るシンちゃんはちょっと違う、と思う


「なァ庵。お前これから担任の雑用係だから。俺指名ー」
「・・・はぁ!?ちょ、っと意味わかんないなぁ〜」

なんとか笑顔を作引る。きつってるとか言わないで、知ってる!!

「いや、決定だから」

しれっと真顔でなんてことを。

「いや、いやいやいや!!決定って何!?別に他の人でもいいじゃん!!」
「いーや、お前がいい」

なんでそんなに自信満々なのアンタは。

「うぅ・・・大人はずるい・・・!!」

やっぱり結局俺は了承するんだ・・・

「ははは、ガキめ」

今度はホントに愉快そうに笑う。

「ほっとけ!」

恥ずかしくなって顔を背けた。

視界の隅にケラケラ笑うシンちゃん

「〜〜っあー、もーやだ。竜ちゃーん!!」

となりの席に無様に泣きつく俺。
いやホント情けないなぁ

「はいはい。・・・センセー、あんまり庵いじめないで下さーい」

竜ちゃんはいつも通りだ。
俺の頭を片手で撫でまわしつつ、一応はフォローしてくれる。

「別にいじめてはねーだろーが。雑用係決定な。」

し・つ・こ・い☆

「あー、もう分かったから!!もう時間押してるしこの話は終了っ!」

シンちゃんに向き直って割と必死に叫ぶ。

「ああ、確かに。じゃ、解散」

教室を出ていくシンちゃん。

なんて突発的な・・・
まぁいいか。

「はぁ・・・じゃあ行くか、竜ちゃん」
「おー・・・」

あらら、ちょっと機嫌悪い?
まぁ仕方ないか。竜ちゃんはあの子が嫌いなんだから。

「よーし、皆の睡眠時間取り戻すぞー」


あー・・・その前に那凪さんに写真のこと確認しねーとなぁ〜
本当に送って来られてたら消さないかな。

そして俺らは役員ズに声をかけて教室を出た。


さてと。

平和主義者のお姫様をどーにかしに行こう。

一時間で片づけて昼飯食べ・・・れるといいな☆



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