[携帯モード] [URL送信]

忠犬の日常
俺と竜ちゃんの友人たちは。

あの後、副会長の心來先輩が司会に変わり、何とかその場を静め、無事式は終了した。

仕事が一旦終わった俺たちは他の生徒と同じように自分のクラスの教室へ向かった。

今年の俺は2ーAらしい。

教室に入り、席は自由らしかったので、窓際の後ろから2番目に座った。
すっごくいい感じにお日様の当たる場所だ。

「いや〜、ねっむいわ〜」

俺のとなりの席に座った竜ちゃんに伸びをしながら言う。

なんてったって朝7時台に集合してましたから!!
そしてご主人様がくそ怖くて疲れたから!!

「いや、お前が眠いのはいつものことだろ」

真顔で返す竜ちゃん。

「え〜?でも俺夜は目、覚めちゃってるよ〜?眠気ゼロだよ〜?」
「・・・直せよその夜行性。」
「あはは、直せるもんならとっくに直してるって〜」

できることなら直したいよ俺も。

すると俺の後ろの席に誰かが座った。

「え〜、なに、緋乃ちゃんって夜型だったの?」

後ろから背中を突かれる。

「なにロク、俺の背後に来んな。」

振り返って手を払う。

「え、ちょっと酷くない!?ちょっと!竜人。お前どんな教育してんだよ!?」
「いや俺コイツの親でもなんでもねーし」

竜ちゃんは振り返りもしないで言う。

「なんで俺にそんなにドライなの二人とも!!泣くよ!?俺泣いちゃうよ!?」
「「ロクうぜぇ・・・」」

あ、ハモった。

「酷い!!」



[*前へ][次へ#]

4/9ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!