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SSS
社会人×学生C
 
――大学の食堂にて――



「うげ〜、具合ワリィι」


目の前で美味しそうにランチをとっている高杉とは逆に総悟はただテーブルに寝ているだけだった。


「お?どうした、とうとうデキたか?」


ニヤリと笑う高杉の頭をパシリと叩く。


「んな訳ねぇだろぃ。俺男だし、まだヤってねぇし。」

「いつヤんだよ。流石に読者もシビレ切らしてくんだろが。」

「俺はいつでもカモ〜ンの状態なんですけどねぃ。それに今土方さん出張でいないし。」


顔を青ざめてダルそうにしている総悟に高杉も心配になる。


「お前風邪なんじゃ?熱は?」

「別にないみたいなんでさぁ。熱出す前かな?」

「ちゃんと栄養摂ってんのか?寝る時ちゃんと着て寝てるだろうな。風呂上がりに薄着してねぇよな?」

「何でぃ、あんたは俺の母ちゃんかぃ?ちゃんとしてまさぁ。じゃないと土方さん煩いし、別に料理とか嫌いじゃないし。」

「彼氏いつ帰って来んの?」

「ん?明後日って言ってた。」

「ダルいんだろ?今日はもう帰った方がよくね?」

「ん〜そうしよっかな。」

「そうしろ。彼氏が帰って来た時に風邪ひいてたら心配すんだろ。今日はもう寝とけ。」

「うん。そうする。ありがと高杉。」


総悟は重い体を起こして食堂を後にした。


「あ〜あいつ絶対熱出るな。」


溜め息混じりにそう呟き、後でフルーツでも持って行ってやろうと柄にもなく思う。


「あっ、そう言えば俺あいつの家知らないんだった。」




おわり



高杉に「デキた?」と言わせたいが為の作品です。

思ったのですが、これってシリーズとして違う所に移した方がいいんですかね?

いやでもシリーズにするには先が見えないι
違う、見えてはいるんだろうが裏的な表現をしなくちゃいけなくなりそうで嫌なだけか?

エロは書くの苦手ですからι


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