SSS
重力に逆らってんじゃねぇ!!
総悟は朝起きた時からずっと不機嫌だった。
理由は寝癖で立っている一房の髪。
「水つけても直らねぇし。この髪ひねくれてやがる。まるで土方みたいでさぁ。」
総悟は普段色々な事に無頓着だが、髪の寝癖だけは許せなかった。
「俺の髪なら俺の意思に従いやがれ。」
「あれ?総悟……」
ぶつくさ言いながら歩いていると、後ろから土方の声。振り向くと「ククッ」と笑われた。
「お前、その寝ぐs…」
――ドカーンッ――
総悟のバズーカが火を放つ。
「痛てぇだろうが!!何しやがんだ!!」
「黙れ。俺ぁ今機嫌がMAX悪いんでぃ。テメェみたいに曲がった髪がよぉ、直らないでさぁ。もういいよ。お前死ねよ。」
「お前、それ完全に八つ当たりじゃねぇか!!」
「そうですけど何か?」
総悟は射殺すかのように睨むと不機嫌オーラを撒き散らしながらその場を去った。
その後すぐ一番隊の神山と出くわした。
「おはようございます沖田隊長!今日も素敵に無敵に輝いてるっス!おや?寝癖ですか?もう、隊長ったら可愛…」
――ズドーンッ!!――
神山瞬殺。
だが神山の『空気読めない』度は半端ない。
「た、隊長今日も朝から元気ですね!今からどこへ?あっ、もしや寝癖直しに?私もお供しまっ…」
――ザシュッ――
総悟の愛刀が抜かれ神山の前髪がハラリと落ちる。
「黙れクソが。顔面踏みつけるぞ。」
「ハァハァ(*´д`*)是非お願いします!!!」
「消えろ。」
次はバズーカを放ち神山を吹っ飛ばす。
その後も少しでも髪の話題に触れようとするものは粛清していった。
その合間にも懲りずに出没する神山はバカと言うか自業自得と言うか…。
結局神山は最後(最期?)まで空気は読むことが出来なかった。
おわり
無理矢理終わらせたって感じですね。
実際そうです。
自分が寝癖ダメな奴なので書いてみました。寝癖ついてると本気でテンション下がります。
あえて『空気読めない』と書いたのは単に略語が嫌いだからvV
何でも略せばいいってもんじゃないよ。KY?そんなの日本語じゃありません。
.
[*前へ][次へ#]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!