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其の手 *
 
 
 
 
 
 
 
 
人生なんて、失っていく事なのかもしれない。
 
それは失うものがあるから、成立する事だし。
 
 
 
多くの人々は、自分の持っているものに気付かずに、何もないと嘆くのね。
 
そのくせ失うことを恐れてる。
 
 
 
それは私も同じ事で、
 
ずっと怖くて、動けずにいる。
 
 
 
 
 
 
自問自答しても、自分の手で塞いだ耳と堅く詰むんだ口……返答なんかあるわけ無いの。
 
 
 
 
 
 
儚いね。
 
 
 
 
その手を外してくれるのは、誰?
 
 


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あきゅろす。
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