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おお振り小説
野球部の女神(田島視点でモモカン話)
「おっ!野球部の女神じゃん!」

昼休み、ご飯も食べ終えて、さあ寝ようとしたその瞬間、クラスの男子に

自分の所属している部活名を叫ばれて田島はそちらに意識を向ける。



女神・・・?しのーかの事そんな風に呼んでんのかこいつら。



しのーかは優しいし気配り上手で、誰に対しても明るくニコニコ笑ってて、

女神と言われるのも分かるくらいに可愛いと思う。



寝る体制のまま聞き耳を立てていると、

「何食ったらあんな体型になんだろな?」

「野球部うらやましいよなー、いっつもあんなん目の前にしてんだろ?」



その反応は、しのーか相手は

なんか違うよな・・・。

むしろ・・・



そう思ってちょっと首を上げてクラスメイトが見ている窓の外を覗いてみる。



すると案の定、地面から離れた教室からでもすぐに分かる腰まで垂れた綺麗な黒髪と、


もう見慣れたユニフォームを誰よりも着こなす我らが監督の姿。

昼休みに学校にいるなんて珍しいな。そう思っているとあっとゆうまに

角をまがり、見えなくなってしまった。



秒数にしてほんの2秒ほど。

でもたった2秒でこの存在感は何だ?



ああ、女神か。



先ほどのクラスメートの発言を思い返し、言いえて妙だと思った。



きっと、野球部の部員達なんかとは比べ物にならない位、強く、逞しい、グランドの女神。


その次に言っていた言葉は正直ムカつくけど、



野球部の女神



その言葉を思いついたって事で今回は許してやる。





そう、心の中でクラスメートに呟いて、田島は意識を手放した。









〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ここまで読んで下さった方、ありがとうございました。

田島は百枝さんの事を女としては見てないんじゃないかな、と思います。

いや、もちろん惚れるほど素敵な女性だとは思ってると思うのですが、

何と言うか、恋愛対象としては全く見てないみたいな意味です。

それこそ、監督っ!!です。



多分しのーかの事も、可愛いとは思ってるけど、恋愛ではなく、野球部のマネージャー!みたいな見方かなーっと思ってます。どちらもそのまんま過ぎですね・・・。ボキャブラリー不足(泣



逆に花井は気づいてるかは別として、多少なりとも異性として百枝さんの事を意識してると思います。



水谷君はしのーかですしね。

そうゆう変化もこれからすっごく楽しみです!!



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あきゅろす。
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