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ラノベ系小説
輝ける居場所で・・・(砂漠の国の物語、ジゼット→ラビサ、ラビサ→ジゼットでそれぞれ独相)
焼け焦げそうなほどジリジリと照りつける太陽も

カラカラに乾いて臭いすらせず 生きている心地が全くしない
只っぴろい砂漠も

大嫌いで見るだけで身の毛もよだつサソリでさえも

あんたとの思い出がある。

あんたと何か縁がある物全て、何を見ても

その輝かしい金の髪が、

その煌いた黄金の瞳が、

全てをとりこにして離さない優しい力強さが、

心を占拠してなんだか温かくなる。


なんて柄じゃ無いこと、

ふと思ってしまうのは

間違いなくあんたの影響だな。


うん、なら、そんな俺も悪くない。

そう思えるのさえ、ほんと馬鹿みたいだけど

あんたの影響だ。










新しい世界を知った。

今までに感じた事の無かった感情を知った。


自分の中に、他人の中に・・・。


それはもちろん素敵な感情ばかりでは無くて

辛く悲しい物もある。

汚く、目をつぶりたくなる物もある。


でも、全てとはまだまだいえないけれど

それまでの私よりかは格段にいろんな事を知って、

目をつぶらずに隣に立てて、生きていれている事、

心から幸せに思うよ


だからここは、私の誇りだ。

だから私は私を誇ろう。



これからも
共に手をとろう

ふざけあって
笑いあって
時には喧嘩もして
また仲直りして

ずっと一緒にいよう


大好きな、かけがえの無い、あなたと――−―








〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
読んで下さった方、有難うございました。
この話はルルル文庫っていう小学館文庫の
「砂漠の国の物語」の二次創作詩です。

「砂漠の国の物語」は簡単に言うと
男主人公のジゼット(上の詩)と
女主人公のラビサ(下の詩)の
旅の物語です。

嫉妬とか、怒りとか、憎悪とか、

人間の悲しく汚い感情を全部押し隠す事なく、

さらけ出して、

それを大切に包み込んで、その先を照らし出すラビサと、


そんなラビサを守りつつも

彼女の輝きに救われたり、

彼女の輝ける力そのものになったりするジゼットの


かっこよくて可愛くて

とても人間的な

私のこの世で一番大好きな小説です。


こんなところまで読んで下さったあなた、

まだ「砂漠の国の物語」を読んでいらっしゃらなければ

是非一読をお勧めします!!


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あきゅろす。
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