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小説
caramella キャンディ1 R18








 ※ S女装有。R18です。注意。
















授業があろうがなかろうが、御曹司はオレを好きな時、好きな場所に呼び出す。何処の誰を殺して来いだの、サンドバッグになれだの、用件は様々だ。
今日も午後の授業を完全に無視して、オレを資料室へと呼び出した。しかし、何であんな辛気臭い場所なんだぁ?埃っぽい場所なんざ嫌いな癖してよぉ。暗殺の指令でもすんのかぁ?
「…居るかぁ?御曹司ぃ」
「カスが。遅ぇ」
「がっ!…」
入るなり、腹を蹴られた。ドアにぶつかり、荒々しい音を立てて閉まった。
「脱げ」
まだ咳き込んでいるオレにXANXUSが言った。その目は残酷な怒りの赤に燃えているのに、声は何処までも冷たかった。オレは次の一発が来ないよう、のろのろと立ち上がって服を脱ぎ始めた。このたった一言の命令は他と同様絶対で、セックスの相手をしろという意味を含んでいる。前戯を面倒だ、と吐き捨てるXANXUSの為、オレはどんなに恥ずかしくても受け入れられるよう、目の前で慣らさなければならない。
「着ろ」
所が、思いがけず次の指令があった。投げて寄越されたのは、黒い箱。高級な服屋で買い物をした時に、紙袋代わりに使用されるあれ。今回は足がつかないよう変装しての任務なのかもしれない。淡い期待に箱を開けて…オレは驚愕した。「え、な…これ、これって…」
「カスが。早くしろ」
中に入っていたのは、この学校の制服。それも、女子の。チェックのスカートは、かなり短い。
「むっ、無理っ!無理だぁ、こんなのっ…」
「ハッ!どうしようもねぇドカスだな!てめぇは黙って俺に従ってりゃ良いんだ!それとも忠誠ってのは口だけか?あぁ!?」
「ちが、っ!き、着る!着るからっ…!」
どんな事でも、XANXUSの命令は絶対。XANXUSと出会ってからこの世で一番怖いのは、この世で一番好きなXANXUSに見捨てられる事。本当は女の代わりで抱かれたくなんかない。こんな場所で抱かれたくもない。道具のように扱われたくない。こんな服何て、本当なら絶対に着たくない。
「し、下着って…」
「犬にんなもん要らねぇだろ」
犬。跪いて忠誠を誓った時、XANXUSはオレを犯した。快楽に流され、XANXUSを求めたオレに向かって、XANXUSは犬、と言った。初めて見たXANXUSの笑顔はその時だった。但し、それも微笑でしかなかったが。
「来い」
女子の制服に着替えたオレに、XANXUSが言った。手には用意していたらしいローションのボトルを持っていて、何時もよりはまだましだぁ、と思ってしまう自分が虚しかった。それでも足はXANXUSの方へと歩いてゆく。これじゃ本当に犬だぁ…
「えっ…XANXUS!?」
窓際の、オレの胸より少し低い位の棚の前に立たされ、後ろから抱き抱えられる。とぷ、とローションの音がして、同時に耳を噛まれた。
「ううっ、んっ」
ローションで滑ったXANXUSの長い指がいきなり中に入れられた。慣らして貰えるのだと知って嬉しくなる。しかし、直ぐにやって来た強い快楽に、それ処ではなくなってしまった。
「ひぃ、ううっ、あ、あ!」
XANXUSの長く、太い指がぐちゅぐちゅと中を掻き乱した。いきなり二本も入ってくる。二歳年上のXANXUSの手は、オレよりずっと大きい。ナカが指で一杯になってしまう。「指だけで感じてんのか。相当な淫乱だな」
「うっ、あ、いっ…あぁ!」
ごりごりとイイ所を刺激されて、入り口が痙攣してしまう。前を弄られてもいないのにイきそうになって、我慢する度に後ろがどうしようもなく濡れる。ローションだけでなく汁を垂らしながら喘いで、自分だけが翻弄されている姿を見られていると思うと、死にたくなる。棚に押し付けられて、余りの快楽に必死で目の前の物にしがみつくのが精一杯で、自慰行為をする余裕もない。本当に、女みたいだ。これもXANXUSの思い付いた実験なのだろうが、どうすればXANXUSの望む結果になるのかも分からない。後で殴られでもしたら、それこそ笑えない冗談だ。滑稽でしかない。
「あ゛、ぁあぁぁ!」
一気に指が奥にまで侵入し、イッてしまった。ぬちゃ、と耳障りな音と共に指が抜かれ、垂れたものが床に落ちた。
「…あ、ぅ……」
XANXUSのものが入り口に宛がわれ、何の予告も無しに押し入った。予告が無いのは何時も通りだが、貫かれず、亀頭だけが入った状態のまま静止している。
「XA、NXUSぅ…?」
振り向くと、何時にも増してサディスティックな微笑を湛えたXANXUSの顔があった。







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あきゅろす。
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