1000000hit Thanks novel
保健室-4
ミ「次行きまーす!まーささまからですね」


『恋人の手料理で一番のお気に入りは?』
ミ「千堂くんは作らないんですよね?」
飯「まぁ…本人は作れるようになりたいみたいだけど、まだ時期じゃないからやらせてない」
ミ「じゃあ得意料理はなし?」
飯「なし。あいつは俺が作ったメシを美味そうに食ってれば良い」
ミ「上から目線のようでかなり甘やかしてますね〜!あまり料理をしないイメージのヤスくんはどうなんですかね!?」
潤「箏くん直伝の唐揚げは美味いぞ」
ミ「あ、ヤスくんはお弁当を作るんだっけね。潤也くんに食べさせたいから、とか可愛いこと言ってたよ」
潤「!」
ミ「潤也くんが赤くなった〜!!ヤスくんに見せてあげたーいっ」
潤「マジ勘弁して…」
ミ「うふふふっ。じゃあ詠くんは?柊先生は料理上手なんでしょ?」
詠「チャーハンとスープ、美味かった」
ミ「あとはある?」
詠「いや、ないです」
ミ「……もっといろいろ作ってくれたらいいよね(ホント、もどかしい)」
詠「まあ…そうですね」
ミ「恢くん、切ない空気を払拭してくださいませね」
恢「いいよ」
ミ「以前、似たような質問が来たときはコーンスープという回答だったけど?」
恢「今も好きだけど」
ミ「けど?」
恢「この間作ってくれた魚の煮物がかなり美味かった」
ミ「箏ちゃんがけっこう煮込んだものが好き、なんて言ってたけど…」
恢「最近はというより、そーたが作ってくれるようになって美味いなぁなんて」
ミ「へぇ…。ちなみにどんな魚?」
恢「身欠ニシン」
飯「…お前の口から出る単語とは思えないな」
ミ「ですよねっ!でもそれだけ箏ちゃんが恢くんに食事を作っているということ、かな」
恢「そうだね」
ミ「じゃあ、週末に奏くんがお泊まりする葉澄くんは?」
葉「かなは味噌汁が美味い」
ミ「奏くんは柊先生に料理を教えてもらってるんだよね?」
葉「そう。…包丁触ったこと無かったらしいから、大変だったと思う」
ミ「奏くんは柊先生の所に来てからいろいろ頑張ったんだね」
葉「…ん」
ミ「えー……お料理繋がりでもうひとつ来てるのよ。匿名さまからの質問でーす」


『得意料理は有りますか?有る方はどんな料理か教えてください。』
ミ「今度は…詠くんから!」
詠「得意料理…」
ミ「ちなみにお兄ちゃんの恢くんはお料理苦手だそうだけど」
恢「苦手とかじゃないよ」
ミ「あれ、そうなの?」
恢「できないだけ」
詠「……麻姉から料理禁止令出てるもんな」
恢「そうそう」
ミ「えぇー…。じゃあ、詠くんはどうなの?」
詠「禁止令は出されてないけど、恢と大差ないと思う」
ミ「じゃあ、これなら作れるよ〜というものは?」
詠「焼き魚」
ミ「……ほぅ」
飯「七輪で焼いてるわけでもあるまいし、コンロに突っ込むだけだろが」
詠「焦げないように焼ける」
ミ「まさか、ずっと見張ってたりするの?」
詠「え?はい」
ミ「…………可愛過ぎるでしょっ」
詠「え」
ミ「で、恢くんは?これなら作れるものは」
恢「ホットケーキ」
ミ「…卵は何個割っちゃうのかしら?」
恢「1パックは越えない」
ミ「そんな自信満々に言われてもなぁ…」
恢「でも、そーたは喜んでくれるよ」
ミ「そりゃ、箏ちゃんは喜ぶでしょうよ。箏ちゃんは恢くんが箏ちゃんの為にしてくれることが嬉しいんだから」
飯「包容力の塊だな」
葉「……(コクコク)」
潤「ホント、箏くんじゃなかったら恢の相手は出来ないと思うよ」
恢「羨ましいだろ」
潤「羨ましくねぇよっ」
ミ「はいはい、じゃあ潤也くんは?潤也くんはラーメン屋さんでバイトしてたり、たまぁに揚げ物したりしているみたいだけど」
潤「料理は嫌いじゃないけど、毎日するのは考えらんねーな」
ミ「あー、それわかる!たまに作りたい時だけなら楽しいよね〜」
潤「そうそう」
ミ「そんな潤也くんの得意料理はなにかしら?」
潤「得意かどうかはよくわかんねーけど、海老の天ぷらをの時はだいたい揚げる係だな」
ミ「どうして海老の天ぷら?」
潤「…泰宏の好物」
ミ「潤也くんてけっこう純愛だよねっ」
潤「意味わかんねーよ…」
ミ「良いことじゃなーい!じゃあ葉澄くん」
葉「かなと一緒にしか作らないけど」
ミ「自分の分だけだと作る気無くなるもんね。奏くんが喜ぶのはある?」
葉「……ほうれん草とコーンとベーコン入れたオムレツ」
ミ「美味しそう!」
葉「…あとチーズも」
ミ「奏くんが泊まった時はちゃんと作るんだね〜」
葉「柊先生に食事はちゃんと摂るように言われてるし」
ミ「えらいわぁ…」
飯「新倉にも悪いことじゃないからな」
ミ「では真打ち。飯島先生はいかがですか?」
飯「和食の方がしっくりくる」
ミ「そりゃまた…」
恢「意外な取り合わせ」
潤「だよなぁ」
詠「コーヒーとタバコで生きていそうなのに」
飯「んなわけあるか」
ミ「でもわかる気がする〜。それか洋食だよねぇ」
潤「そうそう。白米とか嫌いそう」
飯「日本人は米だろう」
葉「千堂が感動してた」
ミ「え、そうなの?」
葉「家では滅多に米が出なかったみたいだから」
ミ「え」
飯「……いろいろある、ということだ」
ミ「じゃあ、千堂くんが喜んだのは?」
飯「んー…筍の炊き込みご飯とかか」
ミ「あー、採れたての筍で作ると柔らかくて美味しいんですよねぇ!あとは!?」
飯「きんぴらとか」
潤「ホントに和食だな」
飯「まぁな」
ミ「なんだかオナカ空いちゃいますね!では次〜。凛さまからの質問でーす」


『1000000hit達成、おめでとうございますっっ!!!!早速攻めの皆さんに質問です*恋人の方とはどんなクリスマスデートをしたいですか?今年の予定とかはもう出来てるんですかね^^プレゼントなども考えてましたらぜひ!!秘密にしますので(笑)よろしくお願いします*』
ミ「すっかり時期がズレてしまっていて申し訳ないです…。では豪華なデートをした予感がする飯島先生」
飯「実家にツリーがあるから見に行って、クリスマス料理作って…あいつが寝てからプレゼント置いて」
ミ「あれ、意外と普通」
飯「普通の生活体験が乏しいからな」
ミ「逆に愛情たっぷりな感じ…。プレゼント、聞いても良いですか?」
飯「いや、秘密」
ミ「ぅわ、なんか…っ」
恢「あらら…ミカちゃんが赤くなるとか、珍しい」
潤「大人フェロモンてやつか」
ミ「恢くんとはまた違うっ」
恢「俺もあんの?」
潤「あるんじゃね?」
ミ「数年後が怖い感じですよ!で、は…潤也くん」
潤「ケーキ食った」
ミ「へ」
潤「泰宏が買ってきたケーキ。箏くんに教えてもらった店の」
ミ「あれ、意外と庶民派?」
潤「意外とでも何でもないだろ。ウチも泰宏の家も庶民派だし」
ミ「んじゃ、プレゼントは?」
潤「パーカー買った。空手の行き帰りに着れるように」
ミ「ヤスくんからは?」
潤「……………いろいろな、いろいろ」
ミ「純愛かと思いきや、ソッチ方面なのねぇ!」
潤「だから、純愛の意味がわかんねーよ…」
ミ「あ、でもヤスくん一筋なら純愛か〜」
潤「恢、なんとかしろよ」
恢「無理無理」
ミ「じゃあ純愛繋がりで詠くん!」
詠「クリスマスは休みに入ってたから、学校ある時に手袋渡した」
ミ「どんなの〜!」
詠「深い緑のレザー」
恢「羊革だよ」
詠「恢と探したから」
ミ「ああぁぁぁあ…仲良し兄弟!」
潤「ま、恢と詠は普通に仲良いよな」
ミ「ステキ!!あ、ちなみに柊先生はどうだったの?」
詠「真っ赤でうろうろ歩き回ってて……かわいかった」
ミ「プレゼントとかは?」
詠「…ないけど、でももともと渡すだけで良いと思ってたから」
ミ「も…ホント、いいこっ。ほこほこした気持ちになったところで葉澄くんはどうかしら?」
葉「水族館行って、外で昼メシ食った」
ミ「わぁ…等身大のプランが!」
葉「等身大?」
ミ「あまり等身大ではない人もいるからね〜。それで、やっぱりお泊まり?」
葉「いや。家に帰した」
ミ「え、そうなの!?」
葉「……柊先生が一人になるから」
ミ「ちょ、ちょっと〜!これ、詠くん責任重大だよーっ」
詠「ぇ…は、あー」
ミ「もー…、で?プレゼントは?」
葉「定期入れ」
ミ「奏くんからは?」
葉「定期入れ」
ミ「ぇ、え?まさかのお揃い!?」
葉「かなが同じのがいい、て言うから」
ミ「なんていうか……。奏くんなら許すっ」

葉「色違い」
ミ「もう定番だし!まっとうな交際って感じよねっ。よし!じゃあ恢くん」
恢「23日が俺の誕生日だから一緒に居て、24日と25日は俺の実家に行った」
詠「去年とだいたい同じだよな」
恢「そう。母さんにそーた連れて来い連れて来い言われてたし」
詠「ツリー出したり、庭にイルミネーションしたり、かなり張り切ってた」
ミ「へぇ…家族にも受け入れられてるんだぁ」
恢「俺よりそーただよな」
詠「うん」
ミ「箏ちゃん人タラシだもんね〜」
恢「だね」
ミ「恢くんの場合は誕生日プレゼントとクリスマスプレゼントはどうなってるの?」
恢「俺はそーたが居れば、満足」
ミ「甘ぁぁあい!」
恢「俺はそーたにプレゼントしたけどね」
ミ「え、なになに!?」
恢「食い付きスゴいけど秘密だよー」
ミ「秘密なの〜!?えー…」
恢「ごめんね」
ミ「もー、仕方ないなぁ…じゃあ次〜。紫さまからでーす」


『飯島センセに質問です!!アキラ君に対するノロケをお願いします♪』
ミ「お願いします!」
飯「と、いわれてもな」
ミ「あ、じゃあ千堂くんが保健室で寝てる時は手は出さないんですか?」
飯「出さない。せっかく寝られたのに起こすわけにいかないだろ」
ミ「寝顔は?」
飯「普段よりは数段幼い。たぶん本来は幼いヤツなんだと思う」
ミ「かなり甘やかしてるみたいですけど?」
飯「まだ足らないだろ」
ミ「そうなんですか?」
飯「遠慮とか躊躇いが無くなるくらいまで、してやりたい」
ミ「…見返り、欲しくならないですか?」
飯「もう貰ってる」
ミ「え?」
飯「明良が笑うようになった」
ミ「………ちょ、あの」
飯「なんだ」
ミ「恥ずかしくて逃げたいんですけどっ!」
飯「そうか?」
ミ「ニヤニヤして…っ!もうっ、次行っちゃいますからっ!!………りょうさまからのメッセージです」


『みんな大好きです\^^/』
恢「ありがとねー」
潤「おー、ありがとな」
詠「ありがとうございます」
葉「…どうも」
飯「ありがとう」



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