Tales of O-dinal(テイルズオブオーディナル)
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オーモル港に着いたディーノ達は、そのまま信教の街へと向かおうとするが、ルーギスが止める。
レイ「どうしたの?」
ルーギス「その前に聞いておきたいことや確認したいことがある」
ルーギスがそう言うと仲間達全員がルーギスを見る。
ルーギスはその状態で話す。
ルーギス「ホドルムの事は分かったが、他の仲間はどういった経緯でついてきているんだ?・・話してくれたら、俺もついていくと決めた理由を話す」
そう言ったルーギスに若干警戒をする面々もいたが、リストが自分の旅をするに至った理由を話す。
レイとリーナはリストが話したため、安心はしたが、少しばかりの不安を残しつつ渋々ながらに理由を話す。
ルーギス「そうか」
ルーギスはそれだけ聞くと、目を閉じて頷き、目を開く。
開いた視線の先にはレイが映る。
レイ「ねえ、なんで私を見るの?」
ルーギス「いや、昔の知り合いに似ている気がしてな」
ルーギスはそう言うと、続いて自分がディーノ達についていくことを決めた理由を口にする。
ルーギス「私はレイゴッド教のことを信用していない」
リスト「僕も宗教は信用していないですよ?」
ルーギス「違う、レイゴッド教の教えを信用していないのではない。ただあそこにいる奴等の話を信用してはいけないんだ」
ディーノ「何故そこまで言う?」
ディーノが聞くとルーギスは難しい顔をして、続ける。
ルーギス「これ以上は言えない。すまないな、これ以上言うと【勘づかれる】」
そう言って、一層表情を暗くしたルーギスを見てディーノはルーギスを見るのをやめ、背中を向ける。
ルーギス「だから、私がお前達についていくのはそんな信用の出来ない連中の元へ意地でも行くと言うから、心配で」
ディーノ「本当に・・それだけか?」
ディーノの声の調子はいつも通り淡々としていた。
しかし、その声音は低く重たい。
まるでルーギスの言葉を覆そうと、嘘を暴こうとしているようだった。
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